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深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

今回はニーチェの名言について書いていきたいと思います!
哲学も好きなマッコイです!


■フリードリヒ・ニーチェとは

1844年10月15日、プロイセン王国領プロヴィンツ・ザクセンに生まれる。

父はルター派の牧師で裕福な家庭環境に育つ。5歳のときに父が早世したが、音楽と国語の才能を認められて名門校に特待生として入学。

卒業後はボン大学へ進学して神学と古典文献学を学び始めるが、直ぐに信仰を放棄して神学の勉強も止めることになる。

1869年、ニーチェは博士号も教員資格も取得していなかったが、その類まれな優秀さによって、24歳でスイスのバーゼル大学から古典文献学の教授として招聘される。その際にプロイセン国籍を放棄して終生無国籍者として生きることとなる。

ニーチェはギリシア哲学やショーペンハウアーなどから強く影響を受け、鋭い批評眼で西洋文明を革新的に解釈した。実存主義の先駆者、または生の哲学の哲学者とされる。

Wikipedia

ニーチェはドイツの哲学者で、生前数多くの名言を残しました。
フロイト、ユング、アドラーといった心理学の権威達に、
影響を与えた人物とも言われています。


■ニーチェの名言

有名なニーチェの名言を紹介していきます。

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。

超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。

超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

哲学者ということだけあって、
物事の本質を突いた考えさせられる言葉が多いです。
どういう結論でこういう思考に至ったのかは気になるところです。


■深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

お待ちかね、タイトルとなっているこの言葉。
いったいどういう意味なのか調べました。

ニーチェの著書『善悪の彼岸』に登場する言葉です。
怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
というのが全文のようです。

一般的に知られている言葉とは若干違っていますが、意味は同じだと思います。

ニーチェは怪物を例に、
怪物と闘うものは、戦いながら自分も怪物にならぬように用心したほうがいい』と忠告しています。

ライトに解釈すると、
ポジティブな人でも、ネガティブな人といつも一緒にいると、
自身もネガティブな人間に気付かぬうちに変化してしまうのだ

というニュアンスではないかと感じました。(違ってたらごめんなさい)

日本の諺でいうと、『ミイラ取りがミイラになる』が近い解釈です。

完全なる主観ですが、
怪物というのは他者、深淵とは問題を表しているのではないか』
と考えています。

怪物=自分と全く違う価値観をもつ人間(他者)
深淵=他者の問題

このことから、
どんなときも、自分を見失うな』
というメッセージを伝えたかったのではないでしょうか。


■まとめ

アニメや漫画で厨二病キャラがいいそうなセリフランキングで、
トップ5には入りそうなこの言葉。

実は鋭く、本質を突いた哲学者ニーチェの名言でした。
最後までご覧いただき有難うございました!

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