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不要になったものが社内に残り続ける不文律

今日も前回の続きです。
▼(前回)ルールがルールを呼ぶ
https://banso-sha.jp/blog/20220425/

合理的な理由がなくなったのに
生き残り続けているルールがあって
そのルールがさらにルールを呼ぶ。

こういうことは
会社のムダをなくすプロジェクトを
やっているとよく出くわします。

例えば、システムから出力されるレポート。
ある会社で部長さんが分析用に使うものでした。

丹念に調べていくと、

表示されるデータが1項目違うだけで、
他の項目は全く同じ

というレポートがいくつか見つかったんです。

こんなに同じようなものをいくつも作らず
一つのレポートにまとめればいいのに。
ムダが多いですよね。

どうしてなんだろうと原因を調べると
こんなことがわかりました。

「前任者が残していったレポートでは、
 自分が見たいデータが1項目足りない」

この時点で、そのレポートが存在する
合理的な理由はなくなっています。

でも、

「前任者は3期上の先輩。
 先輩が残したものを廃止したり
 変更したりするのは、ちょっと・・・」

前任者の前任者も先輩。そのまた前任者も先輩。

先輩である前任者が使っていたものは
もう使わないけれどもそのまま放置しておいて
新しい自分用のレポートを開発してもらう

ということが繰り返され、
それがあたかもルールのようになって
しまったのでしょう。

こうしたことが繰り返されれば、
新たなレポートの開発コストはかかるし、
使われなくなったレポートのプログラムには
維持管理コストがかかっています。

これが「先輩への遠慮」ではなく
「社長への遠慮」だったらどうでしょう?

必要なくなったものを残し続ける不文律、
あなたの会社にはないですよね?


牧野でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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