フリースクールをつくってみた①

2023年の1月。それまで五月雨登校だったわが子が不登校になった。
「もう行かない」青ざめた顔で泣きながら訴えられた…。
当時長男は4年生、長女は1年生だった。

人口4000人弱の山間地域にすんでいる。
学校はこの地域で小中学校がたった一つ。
子ども達9年間同じクラス同じメンバーで過ごす。

学校が苦しいのなら「いかなくていい」と思った。
無理やり嫌がる我が子をひきずって学校に行くことに
違和感や疲れを感じていて
「もう行かせなくていいんだ」と思うとホッとする自分もいた。

でも、ずーっと家族以外とかかわらず、家の中にいるって
やっぱり親子で苦しい。どうしても煮詰まってくる。

学校は嫌だけど、人とかかわるのは好きな我が子。
この地域には適応指導教室やフリースクールなど一切ない。
一度我が子が不登校になったなら
学校復帰をめざして子どもに登校を促し続けるか
ずーっと家にひきこもるか
地域をでるか
そんな選択肢しかなかった。

つくるか。うん。

「わかったよ。お母さんフリースクールつくるよ」

いろいろな迷いはあったけれどわが家を開放し
「学校にいっていない」子どもたちをあつめてはじめた
フリースクール。

そこから山あり谷あり、なんとかかんとか
今では廃校になった学校の一室をかりて運営している。
うちは3つの小学校中学校から子ども達が通っているが
今年度からすべての在籍校から出席認定がおりるようになった。

運営のこと
学習のこと
活動のこと
カリキュラムのこと

この短い間の体験ではあるが
ここのところ、何人かの人から

「フリースクールつくりたいんです」という
相談をうけることがあり
ぶっちゃけの大変さもふくめて
「フリースクールをつくる」ことについて
ここに記録しておこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?