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2021/9/12 ステップアップの秘訣

美意識の高い彼から私はダメ出しされることがとても多く、特に服のセンスについてはあれやこれや言われることが多かった。ところがこの日は良くなった、と久しぶりのお言葉をいただきw まあ、私も前に比べるとこれでも少し美意識はあがったと思う。

何が私を変えたか、というとそれは私にダメ出しをする9歳年下の彼と付き合ったことだ。彼と付き合うにあたり、そして恥ずかしながら今も、あまり彼に対しては、自信がない。それまで付き合った人は同い年か年上で、それが突然、9歳も年下の人と!そこで彼の身の回りの女性と見劣りしたくない、と無謀な挑戦が始まったのだ。

とまあ、このようにコンプレックスはステップアップの機動力でもある。現在に不満があるからよりよくなろうと変わろうとする。もちろん、時にその思いは人を追い詰めるけど、今のままじゃ嫌だ、変わりたいと思う気持ち以上に自分に発破をかける方法を私は知らない。この気持ちとどう上手く付き合って行くか、が、ステップアップし続けるヒントなのではないかと思う。

ちょうど昨日読んだカウリーの「亡命者帰る」という本は、今のままじゃ嫌だ、自分を変えよう、と、第一次世界大戦に自ら志願したアメリカ人達について書かれていた。

1917年に傷病兵運搬車または軍用トラックの運転手をしていた作家たちの名前を挙げることは興味ぶかろう。(中略)
それは私たちを外国に-私たちのたいていのものにとっては初めてみる外国に連れて行ってくれた。外国語で女をくどく、いや、どもりながらくどくことを教えてくれた。私たちには何の関係もない一政府の費用で、食と住を与えてくれた。それは以前にもまして私たちを無責任にした-生活の問題は全然なく、自分では最小限の選択をすればよく、未来が新しい冒険をもたらしてくれることを確信して、未来をなりゆきのままに任せておくことができたのである。
Mカウリー「亡命者帰る」


戦争に、自ら、志願して?!と言うのが、最初に知った時、よくわからなかったのだけど、どうも本当にそうらしい。このままアメリカにいたらダメだ、そうだ、戦争に行こう、というモチベーション。
そして実際に彼らは戦争を通してヨーロッパを体験し、それが後の人生に、そして文学作品に大きな影響を与えている。

もちろんその結果戦闘で命を落とした人たちがいるし、ちょっとそれはやりすぎなんじゃないかとは思うけど。

自分の嫌いなところを書き出して、じゃあそれをどう潰していくか考えてみる。ショック療法だけど、そんなやり方の方がステップアップには効くのかも。

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