聖なる夜に

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Perch.のお手紙 #132

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みなさんこんばんは。

金曜日の夜、いかがお過ごしでしょうか?


このお手紙が届く時間には、私たちは日本デザインセンターの忘年会のケータリングをお届けし終わっている頃かなぁ、と思います。


今年1番大きなケータリングの一つとなりました。


今回は、モコメシさんのお声がけで山フーズさんとPerch.の3組でお届けさせて頂くことに。


モコメシさんとは、料理人のアベクミコさんにご紹介を頂いて、コロナ禍の「Catering for me!」という、企画を通じて知り合いました。


その頃一斉に仕事を無くしていたケータラー達のナレッジを結集させて、ご家庭にケータリングフードを届けようというコンセプトで、モコメシさんとフードデザイナーの中山晴菜さんが中心となって、zoomでミーティングをしながら進めていった、コロナをきっかけに始まった新しい取り組みでした。


今こうして少し振り返っただけでも、あの頃の葛藤や模索がまだヒリヒリとした手触りで残っています。


山フーズさんもCatering for me!に参加をされていて、当時みんなで力を合わせて作った「お節」の企画では、物凄いお煮しめを作っていらしたのを覚えています。


私はこの世界に入ったのが30歳を過ぎてからと遅かったので、その頃既に活躍をなさっていたモコメシさんや山フーズさんは、仕事を始める前から雑誌のケータリング特集などで拝見する憧れの、言わば「夢」みたいな存在でした。


ケータリングのご注文のなかった苦しい2年半の時間を経て、こうして憧れの方達に肩を並べてお仕事をさせて頂けることを誇らしく、有り難く思います。


自分の大好きな、大切な、信じていることを全力で表明させてくれたのが私にとっての「ケータリング」でした。ケータリングが私に社会の中の居場所を作ってくれたことにずっとずっと感謝をしています。


あの時に踏み出した1歩が、ここまで連れてきてくれたんだな、と思います。


今夜はいい夜になるね。



2022年のお手紙は今回が最後。

今年もお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

みなさんのクリスマスと新しい1年が、あたたかく、光り輝くものになりますよう。

お祈りしています。

Happy holidays!