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決めない楽さと決める楽さ。

さくっと決めたらいいようなことをなかなか決めない人がよくいるなぁと思う。
私も決められるときと決められないときとがあるから、決められない決めたくない気持ちもわかるけど。
でも、決めたら楽だっていうこともあって、決めるの苦手な人や避ける人って、決めた楽さを知らないだけじゃないかなぁとも思う。

決めないと、決まってないからやらなくていいっていう楽さはあると思う。
これをやるっていうのがなければ、何もしないで、もしくは新しく何かをはじめないで、のらりくらりとしていられる。

決めなければ動けないし、動かないでいればめんどうなことにあたったり、うまくいかなくて失敗したりするリスクはなくなるし。
考えて検討していることになってたら、何もしてないわけでもないから大義名分はあり、これまでどおりとか言われたとおりにしていたら、自分の責任にはなりにくいように見える。

いったん判断したらその結果に直面せざるを得ないけど、決めるのを先送りにしたら自分は直面しなくていいかもしれない。
人に言われたから決めたとか、ほかに選択肢がなかったから決めたとか(なくなるまで放置したとかもあるけど)、決めた理由が自分の外にあるようにできれば、決めた結果を背負わなくてもいいような気分にもなれる。

というような感じが、決めないことの楽さなのではないかと思う。
(そこまで考えて決めないという人は少ないとは思うけど。)
言い訳がしやすい感じで、逃げやすい感じで楽だよね?
目の前の楽さを求めるとこっちにいきがち。

決めたら、考えなくてやることが明確になる楽さがあると思う。
迷う必要がなくなって、答えがないことを考え続ける必要がなくなって、とりあえず決めたとおりに動けばいい。
決めた方向になるように、どうしたらいいかを考えるだけでいい。

決めるために考えたり調べたりするのに、無駄っぽいリソースを割かなくてよくなる。
別に、決めたら永遠にそのとおりにするわけではなくて、決めたようにやってみて、結果見て検討してまた決めるだけじゃん?
一回進みはじめたら、それは何に対しても同じだと思うし、最初だけひたすら決めるためにリソース使う意味はないと思う。

とりあえず決めてみることで、進めやすくなることもある。

どうしようか?っていうときにはあまりはっきりした意見が出ないのに、こうする、っていうと、反対とか賛成とか出やすくなったりもするよね?
どうなるかわからないと明確な意思を表示しないのに、方針が見えたりすると自分に関わりそうな部分がわかりやすくなって、それなら意見を出すみたいな人も多いと思う。
(そもそも何をしたいかわからないと、意見出しにくいのもあるとは思う。)

どうせどこかの時点で何か決めないと進まないんだから、さっさと決めちゃうのが楽なことは多いと思う。
迷ってたって、いつか決めないといけないか、決めさせられるか、決める余地もなく決まるかなんだから、自分が決められるときに自分のよいと思えるように決められるのがよくない?

決めたいとか決めた方がいいとかわかっていても、決められないこともあるし、単にタイミングとか時間が必要で決められないこともある。
決めたら動きやすいと思うけど、決めてもやっぱりその先にめんどうなこととかあったりして、結局すぐに動けないこともある。

それでも、決めることをやっていく方がいいなと思うのだ。

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