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何で満たされるかを知っておく

先日、お隣さんから桃をいただいた。

「たくさんいただいたので。
ほんの少しですが。」

と添えられて。


夫と私は顔を見合わせた。

「たくさんもらったからって桃をくれる?
我が家だったら自分たちで全部食べちゃうわ。豊かな方たちだね。」

うんうん。
珍しく夫と意見があった。


田舎の近所付き合いが必要な地域でもない。
都会のマンション暮らし。


「桃キライなんかな?小さなお子さんもいるよね」

お裾分けという文化を知らんのか
というほど、なぜだと夫婦の会話は続く。


頂いた桃は皮が薄く、濃厚な甘みで、
娘の口癖「めちゃめちゃうまい」を3人で連呼して口に運んだ。

家族そろって満たされた。



数日後、ぶどうをたくさん頂いたので
お隣さんにお裾分け。

デラウェアうまし

ひとりで一房食べきって。
満腹感と満足感を同時に味わうと

シェアしたい

気持ちが生まれる。


満足するほど食べないと私には生まれない感情だ。だっていっぱい食べたいんだもん。

「おいしいんですよ!ぜひ!
この前の桃も甘み最高でした!」


頂いたから返す。

というよりも
 
おいしかったから共有したい
満たされる感覚を共有したい

そんな感じかも。

感覚をシェアするって、押し付けそうで本当に怖いなとも思いつつ。

 

ご近所づきあいって距離感が掴めず
躊躇しがちだけど、
お付き合いの練習をさせてもらいたい
ご家族である。


余談。
夫と口論になったが、イライラをぶつけただけの気がして謝ることができた。
(私、成長、えらい。)
正直、美味しいもので満たされていたからだと思われる。


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