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Amazon真贋調査の話

せどり販路の一つ『Amazon』から、ある日、
「Notice: Policy Warning」というタイトルのメールが届きました。

内容はこちら↓
このたび、商標を侵害している可能性があるという申し立てを権利者から受けましたので、出品者様の出品を一部削除させていただきました。
・出品を再開する方法
商品を再出品するには、以下を提出してください。
--出品者様の商品が合法であることを示す、メーカーまたは権利者からの請求書、認可書またはライセンス契約。

Amazonで出品していれば、必ずや訪れるという
「真贋調査」とやらが、ついに自分のところにもやってきた日でした。

新規出品者への洗礼とでもいうべきイベントのようです。初めての真贋調査はわたしがAmazonセラーアカウントを開設して半年ぐらいしてからだったと思います。

洗礼を浴びたわたしは、
「え?まってまってまって!」
「どうしたらいい?どうしたらいい?」
と戸惑い、夫にに即相談。
↓こちらの記事を教えてもらい、熟読。

AMAZON真贋調査解体新書|ZEN @ZEN_Arbitrage #note

解体新書は、本当に、解体新書でした。
まえがきが長かったですが、実際に執筆者の方が実施した具体的な手順を詳らかに説明してくれていました。
せどりでAmazonを利用されている方、興味のある方は、是非読んでみて欲しいと思います。

◆Amazonからの指令◆
権利者より、「お前の売ってる商品は模造品だー!!」という申し立てがあったので、正規品であることを証明せよ!

(記事からの引用)
あなたが仕入れた商品の仕入先がまともなら、絶対に審査に通ります。

なるほど。
絶対、審査に通るのですね!
ならば、頑張りましょう!!このミッションをクリアすることで、せどりスキルを上げていこうではないか!

まとめサイトなどでは、「もうしませんから許してください」的な謝罪をして申し立てを取り下げてもらうみたいな方法も紹介していたりするのですが、あまり現実的な方法とは言えないようです。「もうしません」と宣言すると、せっかく見つけた売れ筋商品をもう2度とAmazonで販売できなくなってしまうからです。出品停止になった商品在庫を多数かかえていたら、それを捌くのも一苦労です。またFBAでAmazon倉庫に在庫を持っている場合は、出品制限となった商品を返送する手続きができるのか?その辺も不明確なため、FBA在庫が手元に戻らず破棄されてしまう可能性があります。

本当のところ実態は不明ですけれど、該当商品と権利関係のない全くの無関係の人間が嫌がらせで申し立てをおこし、該当商品出品を停止させるやり口だったりすることもあるようです。新参者は格好のカモということでしょうね。
申し立ての内容には、権利者の連絡先メールアドレスが記載されているのですが、これがGmailなどのフリーアドレスだった場合、高確率で嫌がらせだと思います。
※嫌がらせではなく、本物の権利者で、ブランド保護のために申し立てされることもあるので、見極めが必要ですが。

嫌がらせ系の申し立ての場合、
必要なのは、「もうしませんから許してください」っていう謝罪ではなく、「偽物ではない」と証明すること。

必要なものはこちら。
・商品の納品書および請求書
・購入した商品が正規品である証拠
(正規ルートで購入したという証明)

【納品書と請求書の用意】
ツケ払いの仕入れ商品ではないので請求書はありませんが領収書をなんとか見つけ出し、納品書と領収書を確保。
【正規品の証拠】
購入店に「私が購入した商品は正規品で間違い無いですよね?」と言う問い合わせをし、間違いなく「正規品」です と言う回答を得ました。

書類が揃ったらAmazonへ「偽物ではありません」と説明。結果は後日、メールで送られてきます。

1回目は、残念なお知らせでした。

「情報のご提供ありがとうございました。一部不足している情報がございましたため、現時点で出品を再開することはできないと判断いたしました。」

Amazonさんは不親切なので、何の情報が不足しているのかということは、教えてくれません。
仕方ないので、もう一度、同じ納品書と請求書でリトライ。
1回目は正規品であることを証明するための渾身の長文証明文を添付ましたが、2度目は長文を全てカット。三段論法でシンプルに説明。

内容はこんな感じ↓
添付ファイルAは領収書で、〇〇店から確かに商品を購入した証拠です。添付ファイルBは納品書で、確かに〇〇店から商品を受け取った証拠です。添付ファイルCは、〇〇店が確かに正規品を取り扱っていると言う証拠です。以上のことから弊店が出品している商品は正規品です。

2回目の説明を送付した翌日、出品制限解除のお知らせが届きました。

無事、ミッションクリアーです!!

規約違反記録削除されました。
権利者をかたるハラスめー!見たかー!!このヤローがー!ひゃっほー!
と、夫と喜びを分かち合いました。(夫は記事のURLを教えてくれただけなのだけど)

そして、その日の夕方から出品が再開されたのでした。

めでたしめでたし。と、なるはずが
トホホな後日談があるのです。

次回に続く。

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