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造形には奥行きがある

「造形には奥行きがある」


代表の岡上(オカウエ)です。

画面や紙面で見る映像は平面(2D)に表示されてますよね。視覚から脳へ伝達された映像が2Dなのか3Dなのかをどれだけ識別する能力があるのか分かりませんが、画面に映る景色と実際の景色では空間の奥行きの感じ方は全く異なります。

皆さんの目にはオートフォーカス機能がありますので、自分の見たい場所に被写界深度を無意識のうちに調整してくれます。画面上ではカメラの決めた場所以外はボケて見づらくなっていますよね。

カメラではこの特性を利用することで「シズル感」を出して訴求したいモノをよりよく見せるように頑張ります。私もインスタの投稿写真などはより良い雰囲気を感じてもらえるよう頑張ります。

逆に言えば実物の質感は感じられにくいと言うことになります。できるだけ実物を見たときに「スマホで見たやつと違うー」とならないよう気をつけなければなりません。

さまざまな角度からモノを観察すると、今まで気がつかなかった魅力が見つかることもあります。

私はうつわを見るときにクルクルと手の上で動かしていろんな角度で見るようにしてます。真上から俯瞰しだけでは気がつくことのない景色が其処彼処に存在します。

スマホやパソコンの画面でモノを見る頻度が高くなればなるほど、モノが持っている魅力を見つけ出す力が少しずつ衰えてくるような恐怖に日々怯えております。

なので、休みの日は自然という広大で複雑な色と形と奥行きが絡み合った景色を眺めることで視覚をリセットするようにしてます。

田舎住まいなので近くに小さな山があって、毎朝犬の散歩で森が教えてくれる季節の移ろいを楽しんでます。

朝日は眩しく、心地よい鳥たちの声。地面に目を落とすと、今の季節は朝霜や落ち葉が。踏むたびに視覚だけでなく聴覚にも季節を届けてくれます。

毎日スマホと睨めっこしてる私を含めたみなさま、たまの休みにはボーっと自然を眺めながら目のオートフォーカス機能を調整してみてくださいね。

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