和歌 雨

注意
意識しないうちに他の誰かの作品に似たものを作っている可能性があります。
似ている作品があって、しかも私よりも公開日が早かったらそっちがきっと本家です。

道すがら 三毛と相傘 ゆるり行く あたる雨とて 今は恋しき

背を滑り 肌白く染む 雨の川 駅へと向かう われとのらねこ

貨物車を 見てふと思う 妹よ ここにもきっと パンダはいない

青色の 雨など見たことありません 銀か透明 そのふたつだけ

刺すような 冬の日の雨 蒸すような 夏に降る雨 どちらがお好き?

雨だれが 岩を穿つと 聞いてきて 花の白露を じっと見つめる

菜の花の 花びら一つ 散らさずに 過ぎ行く雨よ おまえはやさしい

「シンデレラの ドレスは雨で できている 信じる?」 そうね そうかもしれない 



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