稲垣光威

布の地産地消をいたしましょう♬本気布(マジギレ)。和綿の栽培や天然素材の糸、布、染めを…

稲垣光威

布の地産地消をいたしましょう♬本気布(マジギレ)。和綿の栽培や天然素材の糸、布、染めをしています。仕事の傍ら、愛と平和のお茶会を開き、父娘旅をし、仲間と歌や劇作の創作をしています。バラバラのように見えますが、私の中では一直線です。

マガジン

  • 『創作劇』(上演可能)

    愛知県、主に三河地方の昔話や歴史、出来事を題材にしています。 「三河一向一揆」「岡崎空襲」「奥殿の陣屋替え騒動」「オヤケアカハチの乱」「甲山焼き」「吉良の忠臣蔵」「ヌタ―バックス宣言」など。 学芸会用の創作脚本を本気で書いています。 大人用の歴史ものにもチャレンジの幅を広げています。 「おんりょう」「ぱらいそ」「よなおし」 お読みになって、舞台にしたいとのご意向あればぜひ上演くださいませ。 使用料無料です。大歓迎です。

  • 本気布(マジギレ)の日々

    布の地産地消をいたしましょう♬ 2006年からスタートした「#本気布」は布の原点を本気で探ろうという、マジでマジメなプロジェクト。 綿の栽培や糸紡ぎ(#ガラ紡)、染色、織り、などのワークショップをジミにジミチに続けています。 天然素材・ガラ紡(#三河布史)・天然染め(#羊品)の品々も本気で地道に販売中。 http://www.majigire.net

  • いながキネマ

    好きな映画とドラマ

  • 写真集

  • 心と祈りの父娘旅

    2015年から始めた愛と平和の父娘旅。 布の探求(#本気布)も素敵な暮らしも戦争や紛争のない平和があってとのこと。 実は戦時中は #ガラ紡 などの繊維産業も軍需産業の中に組み込まれ、軍需品を作らないと原料の配給がもらえなかったと聞いています。 平和は水のようなもの、空気のようなもの。あって当たり前。でも泉や森を大切にしないと汚れ、飲めない、息のできないものになってしまいますよね。 そうならない前に、「見て、感じて、学ぶ旅」を始めました。順次書いて公開していきますので、気楽に走り読みしてくださいね。 でも本気で旅している父娘です。

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    • 7th三河わくわくコットンプロジェクト

      今日は七年目の三河わくわくコットンプロジェクトのスタートの日です。 繊維のお話、和綿のお話と三河地方との関わりをお話しさせていただきました。 一時間のおしゃべりの後は、畑に出て種まきです。 畑に住んでいるこおろぎやカエルに夢中になりながら、綿の種を蒔きました。

      • 砂の上にも花は咲く

        チャンユンドン、イジュミョン 知らなかった。 不明を恥じています。 韓国の競技「シルム」。 ではクイズ。 砂の上。 丸形のリング。 腰に回した縄状のものを掴んで押したり投げたり。 倒したら勝ち。 ・・の格闘技はなんでしょうか? シルムにかけた青春。 壮士を目指して汗と砂にまみれる若者も、夢半ばで諦めかけていた。 そこに子ども時代に「急にいなくなった」幼馴染みが現れる。 彼女はソウルで刑事になっていた。 殺人事件と、シルムの夢、そして初恋の成就の三つ巴の物語。

        • 『異人たち』

          『異人たち』 主演アンドリュー・スコット, ポール・メスカル 監督アンドリュー・ヘイ 亡くなった両親が、昔住んでいた家で暮らしていた。大人になった自分と同じ年頃の、記憶の姿のまま。 子どもの時つらかったこと、いえなかった思い、伝えなくても言葉にできなかったこと、を伝えることができた。 そして、自分を理解してもらえた。 そんな日本映画がかつてあった。山田太一原作、大林宣彦監督、風間杜夫、片岡鶴太郎、秋吉久美子主演の『異人たちとの夏』。 アンドリューヘイ監督によるイギリス版

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        • 『創作劇』(上演可能)
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          82本
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          13本
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          6本
        • 避密のマスクめん(歌声)
          22本

        記事

          『上意討ち -拝領妻始末-』

          『上意討ち』 監督小林正樹 脚本橋本忍 主演三船敏郎、仲代達也 「最高!」 の一言しか出ない。 側室が家臣に下げ渡される。 意に反した嫁を拒むが、「家」はそれを受け入れろと説得。 豈図らんや、とても夫婦仲はよく、仲睦まじく、子まで成した。 しかし、藩の「お家の事情」で側室を返せと「お家」と「家」は迫る。 受け入れるのか? 拒むのか? 時代劇の最高中の最高。 最高です! #いながキネマ #視の日

          『上意討ち -拝領妻始末-』

          一色わくわくコットンプロジェクト

          一色わくわくコットンプロジェクト‼️ 第一回の種まきしてきました。 初めでのガイダンスでは、 三河一色は日本で最も古い綿の伝来の記録がある地! ということです、私の創作劇『三河モメン伝来』の脚本を参加者さんと読み合わせしました。 すると、みんなが延暦18年(B.C.799年)の三河一色の漁師の家族や庄屋さんになりきって、崑崙人の漂着の瞬間や、三河モメン誕生の瞬間を感動と笑いと共に共有することができました。 とても楽しい経験。 三河一色での綿のワークショップ、二回目以降もヘ

          一色わくわくコットンプロジェクト

          『三河モメン伝来』

          #避密のマスクめん の皆さんとのコラボレーションで続けている創作劇。 今回は 西尾一色の木綿伝来と岡崎のガラ紡を描いた創作劇『#三河モメン伝来』の劇中歌『私にはわからん』が完成しました。 1000年前三河一色の浜にたどり着いた一人の青年が伝えた「木綿の種」、それから1000年後の岡崎でガラ紡工場をひとりで切り盛りしている若い女性、そしてその日、岡崎空襲がやってきます。 その二つの出来事を私がいつもやっている糸紡ぎのワークショップが繋いでゆきます。 こちらを上演していた

          『三河モメン伝来』

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          最近見たもの

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          『グエムル』

          『グエムル 漢江の怪物』 監督ポンジュノ 主演ソンガンホ、パクヘイル、ペドゥナ、コアソン ご存知韓国モンスター映画の屈指の名作。 当代一級の俳優陣がアホアホ一家を演じます。 貧しく、社会でもスポーツでも詰め切れないそんな家族が、漢江から突然現れた怪物に呑まれた長男の娘を救うためにまさに這いずるような戦いを挑みます。 その戦いはまず、韓国社会、米軍、など今まで圧迫してきたシステムとの戦いがあり、その先に米軍による環境汚染の産み出した怪物と家族との一騎打ち。 あほあほ一家のユ

          『グエムル』

          三河ひじり/定基と力寿

          ⚫️あらすじ 平安時代中期。京から三河守に赴任してきた大江定基。彼は京の都を出立する折、長年連れ添った妻を離縁してきた。 三河国府に近い赤坂の宿で、力寿という年若い女に会い、その美しさに定基は運命の電撃を受け、恋に落ちる。しかし、めでたく結ばれたのもわずか、力寿は流行り病の天然痘にかかってしまう。定基はそれを受け入れることができずに治療も祈とうもせずに見守っている。 息をしなくなって七日。額田荘に寄寓していた陰陽師・安倍晴明が定基を訪ねる。

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          三河ひじり/定基と力寿

          『ノマドランド』

          主演フランシス・マクドーマンド 経済不況で工場は倒産。それに合わせて街自体がなくなった。社宅を追われ、長年夫と暮らした砂漠の中の街を離れバンでひとりの生活。砂漠に旅立つファーン。 Amazonの出荷場で期間労働をした時に、車中泊生活をする人たちのコミュニティに誘われて、初めは拒みながらも参加。そこで色々な事情や思いを抱いて「ノマド」となった人たちとの交流が始まる。 アカデミー賞などを席巻した作品なので少し敷居が高くしばらく敬遠していたのだけど、見てみると、やはりしんどか

          『ノマドランド』

          『ジュリアン』

          『ジュリアン』2017 仏 DV(家庭内暴力)を理由に離婚調停をしている夫婦。11歳の子どもジュリアンは「あの男に母を殴らせないで」と意見書を書いていた。 ジュリアンの願いは叶わず、離婚後隔週面会の裁定が裁判所から下される。 ジュリアンに危険が迫る。 フランスは共同親権を認めている国。しかしながら、そのために問題が複雑化していて、それに疑問を提示する映画も作られ、ベネチア映画祭で監督賞も受賞している。 「共同親権は先進各国でやっている」とか言うけど、共同親権は問題を孕ん

          『ジュリアン』

          『グエムル』

          これは最高です。 ヒョンソを怪物に連れ去られた、嘆き悲しむ家族たち。 そしてその夜ヒョンソから電話がはいる。 救出に立ち上がる四人の家族たち。 ドタバタで出鱈目で愚かしくて、悲しい、いろいろな感情が吹き上がる。 そんなはちゃめちゃ劇のラストはビシッと決めます。 それぞれの尊い瞬間がやってきます。 監督は韓国最高の映画『殺人の追憶』や『パラサイト』をとったポンジュノ。 主演はソンガンホ、パクヘイル、ペドゥナ。

          『グエムル』

          日本の心

          台湾の地震にお見舞い申し上げます。 よく、日本の被災地とこの台湾や西欧諸国の避難所様子が比較され、行政は何をしているのか?とお怒りのTwitter投稿を目にします。 私は、行政のせいかな?と思っています。日本人民には「困っている人はその人のせいだ」という根強いドグマが巣食っているからだと私は思っています。 それは路上生活の方々への冷たさ、子育て中の親御さんへのベビーカーへの悪態、老齢者への憎しみ、排除ベンチ、などなどと直結していると思っています。 日本の行政は日本人の心性

          『偽史和棉伝・ジャズのまち岡崎』

          ◎あらすじ 岡崎ジャズフェスに遊びに来た子どもたち。一人の老婆に「なぜ岡崎がジャズの町なのか知っているか?」と問われる。「ドクタージャズのおかげだろ?」と答えるが「それだけじゃない、岡崎でジャズは生まれたからだ。」という。 江戸時代中期。 1692年、元禄五年、町人文化の台頭のころ、生類憐みの令がでてしばらくのころ。 東海道本宿の綿ばたけでオランダ商館のカピタンが子どもたちの綿摘み歌を聴く。 オランダに帰る船が衝突事故にあい、カピタン一行は漂流し、通りかかった船に助けられて、

          『偽史和棉伝・ジャズのまち岡崎』

          『1987』

          『1987』 韓国は日本と比べ物にならないほど民主的な国になっているけれど、今から40年ほど前は、凄まじい軍事独裁政権により国民は思想的に弾圧されていた。 民社化への道のきっかけのひとつである「ソウル大生拷問死事件」と「世延大生死亡事件」を知るには良い映画です。 韓国の民主化はこのようなひとりづつの努力と成長がもたらしたものだと知ることができます。 私たちの国は他国への侵略や暴虐の末敗戦し、無条件降伏という形で崩壊し、連合国による統治により急進的民主化が進められましたが、少し