小塚舞子

小塚舞子

記事一覧

私の目線と、誰かの目線

父の入院中、印象的な出来事があった。入退院をくり返す父は、もう歩くことも話すこともできなくなっていた。病院は駅前にあったが、私の家からだと往復2時間近くかかる。…

小塚舞子
3か月前
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父のこと

父が亡くなった……と、文字で書いても実感はない。昨年春に癌が発覚した。父は血尿が出ていたのを、半年近く誰にも言わなかったらしい。突然血尿を知らされた母は、びっく…

小塚舞子
3か月前
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仕方ないに救われる

最後に記事を書いたのはいつだろう。 最後もなにも、たった二回しか書いていない。 「何か書かなくちゃ」とは2000回くらい思った。 誰に向けているのかはわからないけど 考…

小塚舞子
6か月前
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カレーがおしえてくれたもの

10代の頃、知り合いに連れられてカレーを食べに行った。 外でカレーを食べるなんて、その時が初めてだったかもしれない。 奈良の実家に住んでいた私は 外食といえば、ファ…

小塚舞子
2年前
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はじまり、はじまり。

こんにちは、はじめまして。小塚舞子です。 関西を中心にタレントやライターとして活動しています。 2018年に女の子を出産しました。 夫はミュージシャンで、かみぬまゆう…

小塚舞子
2年前
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私の目線と、誰かの目線

私の目線と、誰かの目線

父の入院中、印象的な出来事があった。入退院をくり返す父は、もう歩くことも話すこともできなくなっていた。病院は駅前にあったが、私の家からだと往復2時間近くかかる。感染症対策のため、面会時間は15分。受付ではタイマーを渡された。麺が茹であがったときのような「ピピピッ、ピピピッ」という電子音が鳴れば、帰らなくてはならない。今思えば、面会できただけありがたかった。けれど、電車に2時間揺られて見る15分だけ

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父のこと

父のこと

父が亡くなった……と、文字で書いても実感はない。昨年春に癌が発覚した。父は血尿が出ていたのを、半年近く誰にも言わなかったらしい。突然血尿を知らされた母は、びっくりして父をすぐ病院に連れていき、精密検査を受けた。腎盂にできた癌は、もうあちこちに転移していた。結果を聞くときは娘さんも一緒にと言われ、私も付き添った。父は、淡々としていた。

必要最低限のことしか話さない人だった。いや、必要なことすらあま

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仕方ないに救われる

仕方ないに救われる

最後に記事を書いたのはいつだろう。
最後もなにも、たった二回しか書いていない。
「何か書かなくちゃ」とは2000回くらい思った。
誰に向けているのかはわからないけど
考えたことを文字にするのが好きだった。

しかし、ふとまわりを見渡すと
才能のある人ばかりだ。
自分が発信する意味なんてないのでは…?
ネガティブなことを書き散らかすのが楽しかったのに
自分で作り出したネガティブに
完全に支配されてい

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カレーがおしえてくれたもの

カレーがおしえてくれたもの

10代の頃、知り合いに連れられてカレーを食べに行った。
外でカレーを食べるなんて、その時が初めてだったかもしれない。
奈良の実家に住んでいた私は
外食といえば、ファミリーレストランやファストフードで
メニューにカレーはあっただろうが、選んだ記憶はほとんどない。
いつも食べるのは、ハンバーグやドリアやスパゲッティ。
こってりしていて、作り手の顔が見えないものが「外の味」だった。
温度の感じないものの

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はじまり、はじまり。

はじまり、はじまり。

こんにちは、はじめまして。小塚舞子です。
関西を中心にタレントやライターとして活動しています。
2018年に女の子を出産しました。
夫はミュージシャンで、かみぬまゆうたろうといいます。
のほほんとした牧歌的な音楽に
「これは説明いるやろ」とツッコミたくなる攻めた詩をのせて
ほぼ全国のいろんなとこで歌っています。

娘は絶賛イヤイヤ期。
何でもとりあえず一旦否定するターンが入ります。
着替えるだけで

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