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僕霊感があります①【大アルカナⅩⅤ 悪魔】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【26歳男性 独身 彼女なし】

紹介からMahouのオフィスにいらしてくれた男性。
若々しくって眩しい方です。

ご紹介だからこそ、あらかじめ話を聞いていました。
「霊感が強すぎて、通常の生活が困難だ」

Mahouがどこまでご協力できるかは定かではありませんが、
その男性が「会ってみたい」と希望してくれたとのことで
僭越ながら、その予約をお引き受けいたしました。

オフィスのドアを開けた瞬間は、先にも伝えた通り若さ弾ける男性。
Mahouからするとまだまだ「男の子」と言いたくなりそうなフレッシュな印象。

鑑定の席に着席し、会話をし始めた途端に、始まります『ラップ音』

リアルにその場で起こると、いつもなら怖いもの好きのMahouは、
テンションが上がる程度ですが、『本物』だと『超緊張』が走ります。

彼は幼い頃から、そう言ったものを見てきましたが
おばあちゃんが、色々とアドバイスをしてくれたりして、
「困ったら、おばあちゃん」と通例になっていたそうです。

しかし、やはり年功序列。
おばあちゃんが亡くなると、いきなり頼る人がいなくなり
ただただ目の前に広がる恐ろしい光景を、見続けなければならなくなったそうです。

ご両親は、少しは霊感があるものの、彼ほどリアリティある画像は見えないらしく
また、対処法も伝授されておらず、彼は無口な少年になるしかありませんでした。

【大アルカナⅩⅤ 悪魔 本物の怖さを知っているか?】

今も通常の仕事はしています。
どちらかというと、ハードな職種。
仕事に集中していると、さほど他の人には見えないであろう映像も気にならないそうです。

正しい判断ですね。

Mahouも少しは体験がありますが、「生きる」ことを優先にすると
多少妙なものを見たり感じたりしても、『それどころじゃない』が優位に立ちます。

こう言ったところが
『死んでいる人より、生きている人の方が強い』説になるのではないでしょうか?

とはいえ、本当に見えてしまう『霊感』がある人は
本物こそ結構な怖い思いをするものです。

霊の見え方は、人それぞれで、各自の想像力や、今までの人生で経験してきた映像が、抽象的に見えているのではないか?とMahou個人は思ってはいますが

この相談者の彼は、望んでいるわけでもないにも関わらず
描写はかなり恐ろしいものでした。

同じ映像をMahouは共有してあげられないので、どれだけ怖いのか?が
わかりかねますが
どうやら伝わってくるので、映像というよりも「悪意」のように受け止めます。

それはわかる!とMahouも同意。

白いワンピースの女だとか、血みどろ、とかいう映像的な恐怖は
いずれ慣れてしまうのですが、「悪意」は自分の本能的に「危険」を察知してしまうので、どうしても『恐怖感』が湧き上がってしまうのです。

例えば、殺気だった犯罪者が隣にいたら、怖いですよね?そんな感じ。

そんな彼の鑑定、続きます。

タロットMahou


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