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僕霊感があります③【大アルカナⅩⅧ 月】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

昨日のお話の続き
【26歳男性 独身 彼女なし】

魔物が巣食う暗闇の世界は、本当に明るい世界の紙一重のところに存在します。

気を許すと、ふとそちらの世界に行きそうな薄い膜のみ。
相談者の彼は、とにかくその闇を見ないようにと生活をして来ました。

彼であれば出来るであろう、ちょっとした作法をお伝えしました。
まずは防御を覚えないとなりません。

彼はこの見える能力を消して欲しいと、望みましたが
Mahouではそんなことはできる訳もなく、また、この歳まで『封印』せずに
生活をしてしまった以上、この能力をいきなり無くすことは、ある意味不可能に
近いかもしれない。

それであれば、この特殊能力と共に生きていく道を、覚悟を持って受け止めた方が
方針が決まって楽のではないだろうか?と老婆心ながらも思案します。

自分の能力に慣れ生活をして来ている彼は、ふとした会話の中で
能力者しかわからないような言い回しを使います。

もちろん、Mahouに心を開いてくれている証拠でもありますが、
とはいえ26歳の経験値。おそらく彼は「霊感があることは誰にも話していない」と
いうものの、言葉の端端に雰囲気が滲み出ているのではないか?と容易に推測できます。

それ自体は決して責めはしませんが、
本当に霊能力が高い人は、ここぞという時しかそんな話はしないものです。
つまり?この見える能力を消したいと願う割には、日々この見える能力を
知らぬ知らぬのうちに「使ってしまっている」のでしょう。

だからこそ、不本意な目に見えない存在が、近づいてくるスパイラルなのではないか?と推測します。

奴らは自分たちを気がつく人を探しています。
霊である自分に気がついた人のそばに寄ろうとする習性があります。

だから『本当に見える人』は『気が付かないふり』をするのです。

とはいえ、『僕霊感があります①』でもお伝えした通りに
「悪意」を持って近寄ってくる霊たちに、本能として『反応』してしまうのも
痛いほどわかります。

反応しないように『鈍感』になるのではなく、
奴らよりも早く『瞬時に判断』をして、『気が付かないふり』をするのです。

これには、もう少し訓練が必要かな?

【大アルカナⅩⅧ 月 摩訶不思議な世界】

鳥の声を聞き、風の囁きに耳をすませ、太陽の陰りの中で気配を感じる。
そうやって五感を鍛えます。

彼がたった一人で無口に過ごして来たこの5年間の暗闇の世界から
一歩一歩明るい世界へ舞い戻って来れることを、心から祈り応援します。

霊感は、誰もが持っている本能的な能力です。
決して霊感がある人がすごいわけではありません。

中途半端に手を出して、潰れていく霊能者や占い師はたくさんいます。
清く正しく生きていかないと、『魔のエネルギー』に取り込まれてしまうのです。

怖い話はエンタメとして楽しむもの。
本物は、手を出さない方が身のためです。

その鋭い感覚を正しく人生に活かしていきましょう。
世の中の成功者は、霊能力者であることが多々あります。
真面目に前向きに鍛えていきましょう。

タロットMahou


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