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挑戦の先にあるもの

苦手なこと

私は、長らく専業主婦をしていたせいか、社会に向けて発信することにものすごい抵抗がありました。
インスタは見る専門、毎日更新を頑張っている友人のことを尊敬の眼差しと共に、私には絶対にできない、と思いながら見ていました。

アーユルヴェーダの師匠から
「週に5回を目標に何かしらの発信を始めてみて」
と言われたとき、本当に逃げ出したくなりました。

その後、毎日更新することを目標にインスタを始めたものの、使い方もいまいち分からず、調べながら悩みながら一つの投稿に毎日2〜3時間を要していました。
本気で逃げたかったです。

友人の助けや、師匠との約束がなければ、即投げ出していたかもしれません。

他にも、私は人前で話すことが苦手だし、運動だって苦手だし、先生という立場だって苦手です。
苦手がいっぱいあるのです。

ヨガインストラクターに必要な素質がなさそうな私が、インストラクターになってしまいました。

苦手と苦手意識

インスタを始めてみて、周りの人から言われたことは、「苦手ではないと思いますよ」という言葉でした。
内容はともかく、ほぼ毎日更新を続けていたから、周りから見たらそう見えたのだと思います。
確かに、続けていくうちに少しずつ慣れてきました。
いまだに得意とは全く思えませんが、以前ほどの苦手意識はありません。
今は、毎日更新が目標ではなく、見てくれる人に何かしら届けられることを載せたいという思いで更新しています。

新しいことを始めると、苦手だと感じます。
でもそれは、苦手というより、苦手意識なのですよね。
未知なことに対して、無意識に怖いという感情が起こるのだと思います。
それが本当に苦手かどうかは、やってみないことには判断できません。
それに、初めから何でも上手な人なんてあまりいませんよね。
向上心を持って、試行錯誤しながら挑戦し続けることでしか見えないものがあるんですね。

こうしてnoteを始めてみたのも、文章を書く練習だと思っています。
消してしまいたいくらい、自分で読んでもわかりづらい内容のものもあります。
それでも続けてみることに意味があるのです。

ヨガのレッスンだって、始まるまでは緊張で毎回心臓バクバクです。
ご参加くださった方のお顔を拝見するとなんだか安心して始められたりするのですが、毎回何を届けられるだろう?と考え、未知への扉を開くような感覚で臨んでいます。

何度挑戦しても上達したように感じないもの、何度繰り返しても苦手だと感じるもの、そういうものなら本当に苦手なのかもしれません。
でも、やる前から苦手だと決めつけて手をつけないのは、ただただ自分の可能性を自分で潰しているだけですよね。
まずはやってみて、その後続けるかどうかを判断すればいいですね。
苦手なことだって、続けていけば全く上達しないということはないはずです。
そういうことに気付かせるために、師匠は私に発信を勧めてくださったのだな、と今はわかります。

挑戦の先にあるもの

挑戦の先にあるものが何なのか?
それはわかりません。

けれど、以前の自分と比べると、私は少しずつ変化しているように感じます。それがどこへ向かっているのかはっきりとしているわけではないのですが、私は私のことが前より好きになっています。

コンフォートゾーンという言葉があります。
『ストレスのない、居心地の良い環境』つまり、心理的安全性が担保されている空間や仕事内容、交友関係など、先の読める安心安全な生活を送ることです。
私は、ずっとこのコンフォートゾーンから逸脱することなく生活していたのだと思います。
コンフォートゾーンで生活していると、未知の領域に踏み出すことに不安や恐れを持つようになります。
だから、私はあれほど苦手だとバリアを張っていたのですね。

その他に、ラーニングゾーンパニックゾーンがあるそうです。

私は今、このラーニングゾーンに一歩足を踏み入れたところだと思います。
『自分が簡単には予測できない、自分の能力を超える体験をする』領域のことです。
正直、実感として負荷が増えましたし、あちこち壁にぶつかっている感があります。
やっていることは大層なことでは全くないのですが、私にとっては、初めてのことばかりで、一つ一つをどうクリアしていくか?悩みながら進んでいます。

今ぶつかっていると感じる壁も、慣れてくるとそのうちコンフォートゾーンになるのかもしれません。それは心地良く、負荷が少なく、要領良くこなせるものになるでしょう。
自分を成長させ続けるには、常に自分のラーニングゾーンを意識してしていることが大切なのかもしれません。
そうすることで、自身の成長だけでなく、自分のことを今より好きになれるはずです。
今していることの目的が何なのか?いつも自分に問いながら、挑戦し続けたいと思います。

その先にあるもの、それはまだわからないけれど、きっと感謝の塊のようなものだと予想しています。

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