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怒りのコントロール②

心にモヤを残したくない

前回の続きです❤︎

怒りは解消できなければ、怒っている状態を継続するか、自分の中で溜め込み続けるか?いずれにせよ、それは自分を苦しめてしまうことになります。

できることなら、その感情を手放して生きていきたいものですね。

どうしたら、軽やかに生きていけるのだろう?

沸点は何℃?

水の沸点は100℃ですが、エタノールは78℃です。
物質によって、沸点は変わりますよね。

では、あなたの沸点は何℃ですか?

身近な人で考えてみても、沸点が低い人と高い人がいませんか?

ちなみに、私の娘に聞いてみたところ、私の沸点は500℃、夫の沸点は10℃だそうです。
夫は、常温でも気体?笑

私が娘から見ても沸点が高いのは、適当な性格で鈍いのもあるかもしれませんが、怒りのコントロールをしているから、とも言えます。

私にとっては、ヨガで呼吸を整えることが心を制御するのに役立っていました。
そこに➕アーユルヴェーダの知識が加わったことで、さらに安定感が増した実感があります。

アーユルヴェーダの知識を活かす

アーユルヴェーダでは、怒りはピッタ(火のエネルギー)が作用していると考えられます。
火は、『変換』『代謝』『消化』の作用があります。
紙が燃えると灰に変換されますし、口にした食べ物は、消化されると栄養素や不要なものに形を変えます。

ピッタの他に、カパ(水のエネルギー)とヴァータ(風のエネルギー)があります。
この3つの性質は、みんなの中にありますが、それがどんな割合で存在しているかで、それぞれの体質が決まってくると言われています。

怒りっぽい人は、もしかしたらピッタの要素が多い体質なのかもしれません。
また、いつもより怒りを感じやすいと自覚するとき、自分の中にピッタが増えているのかもしれません。

それぞれの性質は、とても大切な仕事をしており、なくてはならないものです。
ただ、『過剰・過小・過誤』は、病気を引き起こす、と言われることもあり、ピッタが増えすぎているときは、余剰分を減らす努力が必要になります。

生活習慣や食べる物、食べ方などを見直すことで、怒りのコントロールにも繋がるということです。

オススメの方法

ピッタが増えすぎて、ストレスをうまく消化できないとき、体に出てくる反応としては、皮膚の炎症や胃腸のトラブルなどが挙げられます。
熱を鎮めるために、冷たい物を飲食すると、さらに胃腸に負担をかけることのなるので要注意です。

オススメは

①目を冷やす
ピッタが増えすぎると、目が充血してきます。
一般的に、目は温めることを勧められることが多いですが、アーユルヴェーダでは、眼球は冷やすことを勧められています。
ローズを水に浸して冷やしたものを眼球に乗せてしばらく休むことで、ローズの香りに癒されながら目の疲れも取れますし、ピッタを鎮静させることができます。

②甘味、苦味、渋味をとる
また、アーユルヴェーダでは、味を『甘味、塩味、酸味、辛味、苦味、渋味』の6つに分類していますが、その中でも、ピッタを鎮める味としては、『甘味、苦味、渋味』が挙げられます。
それらの味を、できるだけ加工されていない状態の野菜などから摂取することで、ピッタを鎮静し、体調を整えることにつながります。

③鼻うがい
また、体に溜まった熱は上昇し、頭も熱くなっていると考えられます。それが若白髪につながることも。
頭を冷やすのにオススメなのは、「鼻うがい」です。
『鼻は脳の入り口』と言われています。鼻が詰まっていると、ぼんやりとして、頭が働かないと感じたことがあると思います。
鼻うがいをして、鼻の通りが良くなると、冷たい空気が頭にも届いて、頭が冷やされピッタを落ち着かせることができます。

④睡眠時間や質を見直す
あとは、睡眠をしっかりとることも重要です。睡眠不足や浅い睡眠が続くと、自分が自分ではなくなるような感覚になりませんか?
沸点の低い夫は、万年睡眠不足です…

やめようと思うとやめられない

怒りを落ち着かせるために、考え方を変えてみようと試みたことがあると思います。

けれど例えば、ダイエット中に食べ物のことを考えないようにしようとすると、かえって食べ物のことばかり考えてしまったり、怒りを落ち着かせようとしても、気付けばそのことばかり考えてしまったりした経験はありませんか?

思考をコントロールしようとするのは意外と難しいものです。

それよりも、怒りを感じている自分をまずは受け入れ、どんなアプローチで自分を整えることができるだろう?と考えた方が早いです。
消化力を上げていくのです。
そして未消化物を減らしていくのです。

そんなことで?と感じるかもしれませんが、体のバランスが整うと、心も整ってきます。
怒るという選択をしなくても消化できる自分になっていきます。

ヨガとアーユルヴェーダ、両方からのアプローチで、生き心地が良くなっていく人が増えていくといいな、と思っています。

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