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それ、知りたいですか?

相手を知る

あなたは、初めて会う人の情報が得られるとしたら、どんな情報を得たいと思いますか?
現代は、個人でも発信活動をされている方も多く、検索すれば、事前に得られる情報もあるでしょうし、共通の知人がいれば、その方からお話を聞くことも可能でしょう。

私はヨガレッスンを始めて、初めてお会いする方が増えました。毎回、最初はどんな方なんだろう?とドキドキします。
お互いの信頼関係がまだできていない状態でのレッスンになるので、できるだけお相手のことを知りたいと思い、時間があれば質問をさせていただいています。
そこで感じることは、第一印象はアテにならないということです。
どんな人でも、それぞれに背景が違っていて、知れば知るほど、皆さん魅力的なのです。
私はその時間、ヨガを教えるという立場を全うしたいと精一杯ですが、皆さんの魅力が私の学びにもなっていて、人生を学ばせていただいている感覚があります。

ジャッジしない

「Aさんは〇〇な人だ。」

こんなふうに誰かを見てしまうことってありますよね?
日常の言動だけでなく、五感から入ってくる情報で、誰かをジャッジすることは無意識レベルでもあることだと思います。
私はこれを意識的に手放していきたいと思っています。

どんな人も成長過程だから、どんどん変化していくと思っているからです。
それに誰かのジャッジをする立場に私はいないと思うからです。

長所と短所

中学生になった長女が持ち帰った提出書類の中に、保護者から見た娘の長所と短所を書く欄がありました。

それ、知りたいですか?

長所を書くときも、この欄で一人の人をまとめられないな、と思いましたし、短所を書くときは心底嫌な気持ちになりました。
そこで気付いたのですが、私は子どものことを、『ここは短所だな』という目線で見たことがなかったのです。
親バカだからというわけではなく(親バカではありますが)、今できていないからってそれがずっと続くわけではないですよね。

しかも、それを知ってどんなふうに教育に活かすのだろう?と不思議なのです。
相手の短所を事前に知ったところで、それはただの先入観で子供たちを見ることになるだけなのでは?と思います。

『過去の自分で判断されたら、変わりたくても変われない、変わるチャンスを奪われかねない』です。

長所と短所を読んで、その子のことがわかったような気持ちになるのだったら、困りものですよね。
それよりも、事前情報を得ずに、まっさらな状態から相手の魅力を知ろうとした方がいいのでは?と思ったのです。

どんな良いところがあるんだろう?
どんなことに頑張ってるんだろう?
どんな考え方をしているんだろう?

大人も子供も関係なく、みんなにフラットに接していきたいです。

子供たちの長所と短所を保護者にジャッジさせている学校は、人をジャッジする社会を作っていっていると思うのです。それを良しとしたくない私がいます。
慣例的に決まった物を配って書かせているだけかもしれませんが、疑問に感じる人が増えて来れば良いなぁと思います。

でもここで誰かと争うこともしたくないので、面談などでいつか先生とお話しする機会があったら、私が感じたことをお伝えしてみたいなと思っています。

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