【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立ってみよう⑬【人生初ステージ3】~」
パーティが始まった。
ユキオは楽屋にとどまっていた。
始まる前には、SやK、Dたちもやってきて、緊張のせいなのか…やたら饒舌だったり、ビッグマウスだったり、はったりめいた言動でうるさかった。
さすがにユキオは25歳をこえていたこともあり、
そんなふうには振る舞わなかったものの…
やはり、ステージの前の雰囲気にのまれていたといってよい。
チューニングを繰り返し、使用するピックをカラーテープを使ってピックガードに取り付けたり、イメージトレーニングをしたりしていたが、
パー