マガジンのカバー画像

とーます模話少年小説

49
少年期の思い出をもとに、書きました。
運営しているクリエイター

記事一覧

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1〈終〉~初めてのステージに…

やっちまった…。 ユキオは、速弾きのリフが成功したと思ったとたんになぜか意識が飛んだ。 …

2

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

司会進行の女子に呼ばれてユキオはステージに向かった。 リハーサルなしのため、素早くアンプ…

1

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

Fたちのバンドのオリジナル曲が始まった。 イカ天に出ようぜ 下北沢に住んで 国分寺の古着屋…

とーます模話
2週間前
3

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

「S、なんでひとり?」 「精神統一?イメトレって感じすかね…」 「おまえ、緊張しないのか?…

とーます模話
2週間前
1

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

ユキオはFに引っ張られるようにして客席のいちばん後ろに行った。 ステージに出るメンバーが…

とーます模話
2週間前
2

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

パーティが始まった。 ユキオは楽屋にとどまっていた。 始まる前には、SやK、Dたちもやって…

とーます模話
2週間前
2

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立ってみよう⑫【人生初ステージ2】~」

楽屋は静かでよかった。 WくんもYくんも性格がよく、ギターを見せてもらったり、ユキオのギターを見せたりした。 絵にかいたようなバンドの青春の思い出になりそうなたのしい時間だった。 Fがやってきた。 また握手を求めてきたので、断った。 一言いってやりたかったので、控えめに言った。 「調子よすぎるだろ。2回しか練習に来なかったくせに」 「相変わらずきびしいっすね…これ、パーティのプログラムなんで、どうぞ」 「おまえがつくったの?」 「ええ、コピーとかアイデアはおれです」

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

桜台という駅近くにあるライブハウスに向かう。 今日は人生初のロックバンドでのステージだ。…

とーます模話
3週間前
4

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

「S、じゃあ、最初から4曲通しでもう一度ね」 「コグレさん、またですか?」 「あと、1時間し…

とーます模話
3週間前
3

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

バンド内の軋轢とフラストレーションによる緊張でスタジオはひりひりしていた。 Fがいきなり…

とーます模話
3週間前
3

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

いよいよ明日がライブの日だ。 今夜、Sの住む街のスタジオでバンド練習がある。 Sが夕刊配達…

とーます模話
3週間前
3

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

Sが戻ってきた。 また通しで練習していた1曲目「カモンエブリバディ」だった。 止めるのが嫌…

とーます模話
3週間前
1

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立って…

「ユキオ、コーヒー飲むか?」 ヒデキはネルドリップで出してくれる。 それが喫茶店よりうま…

とーます模話
3週間前
1

【ロック少年・青年小説集】「25歳からのバンドやろうぜ1~初めてのステージに立ってみよう⑤【ヒデキ師匠登場1】~」

ユキオにはロックやギターの師匠にあたる人間が何人かいた。 ヒデキはいとこで5歳年上。 元プロギタリストで今は公認会計士をやっている。 若いが事務所を構えていて、ユキオにはやり手に映っていた。 名の知れたロック歌手のバックバンドのギタリストとしてロサンゼルスで録音経験があり、西武球場でセッションギタリストとして演奏経験もある。 しかし、そういうことを一切自慢話にしないところがヒデキのすごいところだった。 彼は東京郊外に事務所を構えつつ、自宅をその近くに建てていた。 ユ