ストーリーテラーを信じるな(ストーリーが世界を滅ぼす/ジョナサン・ゴットシャル)
ストーリーテリング(物語化)のおかげで、文明は発達した。物語には人の思考と行動を大い変える力があるが、ほとんどの人はその影響力に無自覚で「自分は物語の語り手になびかない」と考えている。ここに、物語の危険性がある。
具体的には、以下の通り。
・語らず、示せの科学
アーネスト・ヘミングウェイにこんな逸話がある。(ただし現在は、ヘミングウェイではないという説が濃厚)
友人たちとレストランにいた彼は、酔った勢いで「自分の筆力をもってすれば小説1冊分の力をたった6語に込められる」と