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ズッキーニのパスタを作り、小麦と米について考えた

2022年6月20日

材料は、ベーコン、トマト、玉ねぎ、ズッキーニ。
ズッキーニは薄くナナメ半月状にスライスします。

電子レンジパスタはやめて、大鍋でパスタを茹でます。
電気代その他を計算すると10円も違わないし、塩味を整えにくいので、電子レンジパスタはやめにしました。
にんにくのみじん切りをオリーブオイルで炒めます。

ベーコンを投入。
油がはねないように一度鍋をさましてから投入します。
弱火でカリカリ2歩手前くらいまで炒めます。

トマトのざく切りを投入。3個入れたかったけど2個しかなかった。
”旨味”はこのベーコンとトマトで十分でしょう。
トマトの皮は剥くべきですが、家でそんなことをしたところで自己満足です。

しっかり塩味をつけたお湯で茹でます。
この茹で汁50ccくらいを途中でソースに入れないと、あとでパスタがパサパサになります。

玉ねぎは新玉ねぎでした。
そのフレッシュさを生かすため、熱を入れる量は最小限にするのがベターです。
なのでパスタの茹で上がり2分前に投入。

ズッキーニも生に近い方が美味しいので、1分前に投入しています。
ズッキーニは大きめに切って煮込む料理がメジャーですが、薄切りや千切りでのサラダなども、おすすめです。

この1分前あたりからは、ザルの準備やら味の調整の最終段階で、余裕がなくて写真を撮れていません。

出来上がりです。
相変わらず盛り付けや写真は下手ですが、味は良い出来でした。

以前に、パスタは旨味と塩味をうまく調整するのが肝要だと書きました。
パスタ自身にも塩味を付けて、ソースとのバランスを取らないといけません。
それに対して、”丼もの”はご飯に気を遣う必要がありません。
ご飯への味付けは不要です。むしろ無いほうがいい。

パスタはご飯ほどの力=旨味がないので、パスタ自身への味付けが必要です。
これはおそらく、小麦と米の違いによるものでしょう。
米は必須アミノ酸がすべて揃っています。対して小麦はいくつかのアミノ酸が足りていません。
ご飯だけ食べていると飢え死にしないけど、パンだけでは病気になってしまうと言われています。また、ご飯は飽きずにいくらでも食べられますが、パンは大量に食べられません。おそらく必須アミノ酸の違いによるものでしょう。

あまり知られていませんが、パンには結構な量の塩が入れられています。
無塩のパンなんて不味くて食べられないのです。塩の力を借りないといけないのです。
それほどパンとご飯、小麦と米は違うのです。

丼ものはご飯の力が強いので、誰でもそれなりのものが作れてしまいます。
パスタは小麦の足りない味をいかに補うか、そのあたりにクリエイティビティを刺激されるものがあります。なので30年以上飽きずに作っているのかも。

ちなみに小麦に足りていない必須アミノ酸を備えている飲み物があります。
それはワインです。
だからパンとワインは合うのです。
キリストさまも最後の晩餐で言っていました。
食品の合う合わないは、栄養の補完関係にあるとボクは考えています。

調理時間20分。それではまた。

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