退去の連絡で、気持ちを凹まさないためにできることは?

いわゆる新年度が始まってから、
1ヶ月が過ぎました。


新年度がスタートし、少し
日にちが過ぎると、
毎年、私は胸をホッとなでおろす
ことが多いです。


不動産投資、大家業に絡んだ
話になりますが、この時期になると、
転居など人の動きに一服感、
一段落がついてくるからです。


つまり、この時期に
入居頂いている状態であれば、
イレギュラーが無い限り、
当面の間、空室にならない
ケースが多いからです。


私の話になりますが、
ここ数年は、毎年、春先になると、
どこかの部屋が退去、入居募集
という状態だったのですが、
ありがたいことに、
2024年に関しては、
全部屋退去もなく、
修繕なども発生せず、
何事もない日常を
過ごすことができました。
おかげさまの賜物です。


あなたのお部屋は、
いかがでしたか?
入退去はありましたか?
設備の故障、不具合などは
発生しませんでしたか?


何も起こらず、順調な運営が
できていらっしゃることを
祈念しています。


もし、退去が発生してしまい、
空室になってしまい困っている、
などあれば、ご相談にのらせて
頂くことはできるので、
お気軽に
ご連絡頂ければと思います。


さて、不動産投資、大家業で
コントロールが一番できないのは、
入居者さんの退去です。


会社の辞令で転勤する。


実家に帰ることになった。


卒業に合わせて引っ越す。


など、
いろいろな理由やご事情が
ありますが、引き留めることは
難しいですよね。


退去の連絡が入ると、
残念な想いになり、
気持ちが凹むこともありますが、
そこは気持ちを切り替えて


「次は、どんな方に
 住んで頂けるかな?」


という、楽しみを見出すような
発想の転換が大切ではないか、
と私は考えています。


もしかしたら
以前お伝えしたかもしれませんが、
退去のタイミングは、
部屋の見直しをできる、
数少ない機会でもあると
私は考えています。


次の方に、よりよい気持ちで
過ごして頂ける環境を整えよう!
という想いで
退去を迎えるというのも、
良い捉え方ではないか、
と私は思っております。


とは言え、退去は起こらないに
越したことはありません。


あなたや私など、
大家側の事情でコントロール
できない理由であれば、
どうしようもありませんが、
大家側の配慮で
食い止めることができる
退去もあるのかな、
と私が思うことがあります。


それは、
更新のタイミングでの退去、
です。


私の友人にもいるのですが、
引っ越しが趣味のひとつで、
更新のタイミングに
合わせて住み替える
という方もいます。


その場合は、難しいですが、
部屋に対して、何かしらの
不安や不満を抱えていて、
更新のタイミングを機に、
退去の選択をされるという方が、
一定数いらっしゃるという
話を聞いたり、データを見たり
したことがあります。


そういう話を見聞きしてから
私が心がけていること。


というか、賃貸管理会社さんに
お願いしていること。


それは、御用聞きです。


特に、長く入居頂いている方には、
更新のタイミングで、ヒアリング
して頂くようにしています。


「設備など含めて、
 何か困っていたり、不具合を
 感じていることはないですか?」と。


常日頃、賃料の支払いが滞ることが
なければ、賃貸管理会社さんも、
入居者さんとコンタクトを
とるきっかけは少ないです。


2年に1度の更新のタイミングに
連絡を取るだけ、という場合も
少なくありません。


入居者さんにとっても、
個人差はあると思いますが、
優しい気持ちの持ち主であれば、


「こんなこと、
 言っても良いのかなぁ・・・」


と、伝えたいと思っても、電話など
してまで連絡しようと思わない。


けれど、ちょっとした不満を抱えている
ケースもあるかもしれません。


そんな些細な気持ちのケアをして
差し上げるきっかけの1つが、
更新のタイミングだと
私は思うのです。


そこでヒアリングして、
すぐに解決できるような内容であれば
早急に対応して、退去に至らず、さらに
長く住んで頂けるかもしれません。


それこそ、
長く住んで頂いている方からは、
更新料は受け取らない、
という配慮をして差し上げても
良いかな、と最近思ったりもしています。


退去後の空室は、
部屋の見直しの良いタイミングとは言え、
不動産投資、大家業である以上、
空室にならず、
長くお住まい頂けるに越したことは
ありません。


退去理由によっては、
大家側でいかんともしがたい
内容もありますが、
ちょっとしたケアというか
配慮をして差し上げることが、
退去を防ぐことに
つながるかもしれない。


私も、まだできていない部分も
ありますが、あなたも、
退去で凹んだ想いにならないために、
今回お伝えした話が、少しでも
お役立ちにつながれば幸いです。


もしあなたが、
退去をしようとしていた入居者さんの
申し出を、大家としての配慮で
防いだご経験談などがあれば、
教えて頂けると嬉しく思います。
私も学ばせて頂きたいです!

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