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そのお客様は自分で引き寄せている

仕事でお客様から問い合わせがあると、最初のニュアンスでわかることがある。「とても困っているなぁ」「手を尽くして探した先がウチだったんだ」などのお客様にはありがたくお取引させていただき、満足していただきたいと思う一方、「あちこちに見積もりを聞いているだけ」(大抵うちより安いところに決まる)「高飛車な態度」(勘違いかもしれない)「はなから値切ってくる」(論外)など様々なお客様がいる。

それって自分が引き寄せている?

ただ「いろんなお客様がいる」と考えるのも仕方がないが、それは実は自分が引き寄せている、読んでいるともいえる。いや、絶対にそうなのだ。
お客様は何かを見て問い合わせて来ている。
ホームページやSNSの投稿や広告などの媒体、または何処かの交流会などでお話しした方かもしれないし知り合いから話を聞いたかもしれない。それらの何かに反応したから問い合わせているのだ。
もし、先ほどの「あちこちに見積もりを聞いているだけ」のお客様が問い合わせてきたとしたらそれは「ここは見積もりを取るだけでもいい会社。それで問題ない。見積もり無料と書いてあるし(ウチは書いてない)」などの情報を見て問い合わせている可能性が高い。もちろん文字には書いてなくても、そんな感じの会社に見えるホームページなら結果は同じだ。
「高飛車な態度」のお客様なら、「そうしてもい会社」「自分より下に見ていい会社」と思われているのだろう。(誰彼構わず高飛車な人間もいるが)

自分はどんなお客様と仕事をしたいのか

そうなると、大事なのはどんなお客様と仕事がしたいかだ。
歌手が一人では仕事にならないように、仕事は商品・サービスの提供者とお客様が存在しなければ成り立たない。
あなたは(私は)どんなお客様とお仕事がしたいのだろうか。

  • お互いの事業を伸ばしあう(winwinという言葉は嫌い)

  • お互いをそこそこ理解し長くお付き合いできる

  • 困ったときに頼れる。頼られる。

  • 喜び合える

などだろうか。あくまで弊社側から見た例だ。こんなお客様は嫌だという例は、前出の3点になるだろうか。

理想のお客様を引き寄せるためにできる事。

ではそのためには何をするべきか。理想のお客様に問い合わせをいただきたいなら、上記に出ている内容をお客様に伝わるようにしなければなりません。そのために、
「お客様に事業の成長をお手伝いする」
「お客様の事業をよく理解しサービスを提供する」
「困った時こそご相談ください。お力になります」
「お客様の喜びのために努力します」
などの情報を伝えることがその一つでしょう。
もちろん、コトバではなく絵や図式など様々な伝え方があります。要はちゃんと伝える作業をしているかいないかです。
伝え方が決まったら、ホームページ、名刺、会社案内、DMなど宣伝媒体に展開しときましょう。交流会などで伝えるのも大事です。

引き寄せたくないお客様対策

既に来てほしくないお客様からの問い合わせが多い方は、今後の事業のためにも対策をしておいた方がいいですね。
まず、自身のホームページに来てほしくない人が読んだら問い合わせてくるようなテキストが入っていたら削除するか言い回しを変えた方がいいです。安さを求めてくる人がいやだったら、そのような人が良い合わせてこないトーンに変えるなどの変更が有効かもしれません。例えば低価格な会社ではない、高級とまで行かなくても適正価格に見えるトーンに変更するなど。価格に関して言えば、価格表のページを明確にするのもいいかもしれません。別の理由で価格は出したくないという場合があるのも理解できますが。
とにかく、一度ホームページを見直してみて、これを見た人がどのように思うか検討する必要はあると思います。

理想のお客様を引き寄せるために

あなたの(自分の)仕事は、誰に何を提供することでしょうか。
「誰に」は中小企業になど曖昧ではいけません。とよく言われます。しかし、絞るのが難しいのも事実です。私などは絞り切れていません。
余談ですが、ビジネス書や勉強会などで誰もが同じことを言いますが、それが正解ではないと思っています。正解は自分で作るものです。100%というのはこの世にはないのですから。
話が飛びましたが、誰に何を提供しますというのがある程度明確でないとこういわれます。「何を仕事としているのですか?」「いつもあの人は何をしている人なのかわからない」そう、よく聞くフレーズです。私も似たり寄ったりです。
そう言われない為に、誰に何を提供するのが仕事なのか詰めていきましょう。(キッチリ明確にしなくてもいいと思っています)
そうすれば、きっと理想のお客様を引き寄せ、理想の仕事を進めることができるんじゃないでしょうか。

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