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バナナはおやつですか問題

小学生の頃、
遠足に持って行くおやつの金額を決めるとき

「先生!バナナはおやつですか⁉

こんな質問する子って
どこにでも
どの時代にもいると思うのですが

この質問の正解ってどうだったんでしょう。

「皆さんはどう思いますか?
話し合ってみましょう。」

先生は余計なお世話を提案します。

「えー じゃ、いちごはー?

お弁当に入ってるんだったら
おやつじゃない
んだよー‼」

バナナも切ったら弁当に入るよー!」 

 nice idea ♪

子供の発言は
いつの時代も無邪気です。

先生は子供たちに
「お小遣いの遣い方や節度について
自ら子供たちに考えさせたい」

子供は
「目一杯のおやつを持っていきたい」
その欲望のみ!

互いの思惑は相いれることはなく、

そもそも、おやつとは
などと、

最初の無邪気なひと言で
面倒くさい定義を
考えるはめになったのでした。

なのに

遠足当日、
水筒の中にお茶ではなく、
ジュースを入れて

持って来た子がいて、

それを見つけた他の子が

水筒の中身はお茶じゃないとダメなんだぞ
お前、おやつの金額守ってないぞ!」

「せんせー!
○○くん、水筒にお茶じゃなくて
ジュース入れて来てるよー!
ジュースはおやつだよねー!」

羨ましさも手伝って
先生に言いつけたりして

「違うぞ!
このジュースは自分のおやつ代で
買ってないから

おやつじゃないもんねー!」

言いつけられた子も
必死で反論します。

というか、
苦し紛れですよね。

子供じみた(子供ですが)
不毛な言い合いは加速し、

先生はまた
「ジュースについてはこの間の話し合いに
出ていませんでしたね。
みんなでもう一度、話し合いましょう」
と、提案。

次の日のホームルームの
議題として持ち越されたのでした。

バナナごときで
面倒くさい時間が増え

早く帰りたいのに
明日もまた帰る時間が遅くなる、、、
憂鬱になりながら、

「しょーもないことで喧嘩しやがって」と
自分も子供のくせに
彼らの幼稚さに呆れたのでした。

この問題に
決着はあるのかなと
半世紀を経て思い起こされたのは
こんなことがあったからです。

~ *.・。♪ ~~ *.・。♪ ~~ *.・。♪ ~

私は小売業で店長をしているのですが、

ある時、
店の棚に新商品のペンを陳列しようと
透明で円筒形のシンプルなケースを
いくつか購入し、

店のディスプレイ用品として
費目を「販促用物品」と記入し
経費申請をしたのですが
あっさり差し戻されました。

申請書のどこにも間違いが見つけられず

何がいけないのかわからなくて
経理担当者に尋ねたところ

「購入明細に“ペン立て”とあります。
文房具なので、事務用品 ですね?」

淡々とした口調で
訂正の再申請を要求されました。

「・・・」

費目の分類が違うという指摘に
素直に「そうでしたか」と
言えない感情が。

経費の申請って面倒臭い上、
自分が間違っているとも思えず

「商品陳列の為のものなので
事務用途ではないんですけど」
と言ってみました。

すると
そのクールな担当者はきっぱりと

でも、ペン立てって、文具ですよね!?」

電話の向こうのカオ

語気を上げました。
「はい、、、そう です、けど、、、」

「ですよね?
ペンを収納するものなので、文具ですよね?」

それが何か?

「・・・それはそうですが、
でも、ペンと言っても、商品のペンで陳列用ですよ?」

「だからー!
ペンを入れるんだから、文具ですよね !?」

     ー あなた、バカなの?

って感じが伝わってくる
イライラした口調です。
お互い、しばし無言。

・・・

じゃあ、あなたが
遠足にバナナを持って行くとして、

そのバナナの費目は何なんですか
おやつですか、弁当ですか

水筒に入れたジュースはどうですか

食パンなら朝ご飯だけど、
ショートケーキ食べたら

それは
朝ごはんじゃないです!
朝ごはんは食べてません
とか言います⁈

朝食に、ショートケーキ食べました
って言いません⁈

・・・

ぐっと飲みこんだ叫びです。


この件、結局どうなったでしょうか?

御社だと、どうですか?

弊社については
どうなったか言わないで終わりです。  

ご容赦ください


今日はこの辺で
では また。

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