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出かけてきたよ㉕(おもてなし色々🍳①)

何年か前かと思う。
家族から「ぜひ、これ見て🌸」と、ある動画を見せてもらった。
何気なく見ると、母国の洋食屋さんの動画。
フライパンを握る店主さんの幸せそうな表情、快活なトーク。
テンポ良く、見せ場たっぷりのパフォーマンスに魅了された。
「ねえ、ココ行ってみたい。この人に会ってみたい🌸」

それからしばらくの年月が経って、母国にて。
「調べてみたの、あのオムライスのところ。
完全予約制なんだけど、今だったら、予約取れそうだよ🌸」
ええっ、そうなんだ。じゃ、行ってみよう。
即、ネットでチェック。
思う日時が、唯一空いている!これは、『お招き』だ。
早速申し込み入力、完了。

あの街で、他に行きたいところはどこ。ついでに行こうよ。
「ええと、全部が金の建物✨」
・・・・?
・・・・!
それって。もしかして「金閣寺」。

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このご時世。びっくりするほどのお人払い。
市バスに乗ったけど、車内には私と家族の他に、
口開けてうたたねしているおばあさん、1人のみといった状態。
(👆だっ、だいじょうぶ??お家に無事帰れたのだろうか💦)
かつて、このエリアは世界各国からの観光客で溢れていたのに。

バスを降りて、和菓子屋さんで寄り道。美味しいなあ。
ここだと出来立てを食べることができるので、おすすめ。
こんがりキツネ色のおもてなしを受ける。
やわらかな生地と中の小豆餡がふうわり温かい。

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身もココロも満足しながら、少し歩く。
真新しい、素敵なカフェを発見。
コーヒーが、とても美味しい。いいとこに出会えたなあ、嬉しい。

ここでも、こんがりキツネ色のおもてなし。
こんがりしたお焼きは、その場で作ってくれる。
貸し切り状態の店内に、甘い香りが漂ってくる。
さっき、甘いものを頂いたばかりなのに。
余裕で楽しめてしまった、美味しさ。

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”金の建物”に行くまで、方々、お得意の”寄り道”。
そして、いつの間にか到着していた。

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わあ・・・。
黄金のおもてなしだ。
ゆったりと、池に浮かぶ、金の建物。
かつては、ここに立つと、自撮り棒が左右から飛び出てくるような
混雑ぶりだった。
今は、とても穏やかな空気が流れている。

もっと奥の方にご挨拶したいけど。
残念ながら、カンコウキャクは手前までしか、うかがえない。

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ご近所の寺社もおうかがい。
ほとんど、貸し切り状態。

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うーん、静かだなあ。どなたの気配も無いの。
そして、足が向くまま、もう一か所。

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お久しぶりです。
静寂に包まれている。ここも貸し切り状態。

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あれっ・・・思いのほか、時間が経っている💦
市バスのスケジュールを調べたところ、
このままでは次なる地への到着は、あまり余裕がない。
でもまあ、バスに乗ろう、一日券を買ったのだもの。
そして、何気なく上着ポケットを探った。
・・・・あれっ、確かにここに入れたのに!
なぜか、空。失くしちゃったんだ・・・。

もういいか、じゃあタクシーに乗ろう・・見つかるかな?
人気の無い門前に、からし色の車が一台だけ、止まっていた。

今度は、からし色のおもてなし。
行先を告げると、運転手さんは鷹揚な笑顔を見せてくれた。
そして、狭い道をスイスイと運転されながら、
次から次へと、京都のお寺と神社、街、人々の暮らしについての
色々なことを話してくださった。
それらの密接な関係に、あらためて理解が深まる。
興味深いお話をうかがえて、よかった。

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降車の時に驚いた。
なぜか、財布の中にバス券発見。
自分で入れたのだろうけど、全く覚えが無い。
私は、チケットの類を財布に保管する習慣は無いのに。
到着してみると、ずいぶん早かった。
やっぱり、本当はタクシーに乗せていただく必要は無かったんだろう。

あの運転手さんと出会い、お話をうかがうべく、取り計らわれたのかも。
ゆったりと、街を歩きながら思った。
有難いな、いつも私達には、必要なことしか起きないのだ。

予定よりも早く、今日の目的地に到着した。

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