hummer

お立ち寄りいただきありがとうございます。 想い出や日々の気づき、考えたことなどを綴って…

hummer

お立ち寄りいただきありがとうございます。 想い出や日々の気づき、考えたことなどを綴っております。 心の内をさらけ出す練習中。 (台湾赴任中です。)

最近の記事

  • 固定された記事

台湾はちょっとしたヒーローで溢れてる

台湾を訪れたことのある人なら、少なからずこんな印象を持つのではないだろうか。 台湾は、朗らかで親切な人が多い。 赴任して数か月、未だその印象は覆されることはない。 贔屓目でも何でもなく、日本では考えられないほどに偶然居合わせただけの人が超絶親切なのだ。 暮らし始めて間もない頃に、バス停で居合わせたご婦人に「この番号のバスは○○を通りますか?」と尋ねたことがあった。 その行先を通る別のバスが今まさに発車しようとドアを閉めたところだと気づいた彼女は、わざわざ運転士さんを呼び

    • 2024年4月某日 〜台灣生活日記〜

      光陰矢の如しとはよく言ったもので、 あっという間に年は明けるわ、新年度は始まるわ、 前回日記を投稿してから5か月近く経ってしまった。 というわけで、遅ればせながら2024年4月某日の日記です。 ■4月3日 地震 朝。 いつも通りの時間に目覚めたのになかなか起床できずに、 ゴロゴロ、ウトウトしていると、突然ベッドがすごい力で引きずられた。 慌てて飛び起きると、世界が上下左右に動くような感覚がして、建物の軋む音がどんどん大きくなって、分厚い中国語の教科書が2冊、棚から飛ぶよ

      • 多分必然の再会

        自分のデスクで仕事をしていると、懐かしい声が私を呼んだ。 驚いて振り向くと、昔お世話になった先輩が笑顔でこちらを見ていた。 別部門へ出張に来ていて、私がこのオフィスにいることを聞きつけ顔を見に来てくれたのだった。 あと数年で一旦定年だと仰る彼女と会うのは5年ぶり。 以前とは違うグレイヘアが年月を感じさせはしたものの、それは健康的で美しく手入れされており、快活な印象はそのままだ。 彼女は昔から「年齢を重ねるのも悪くない、むしろかっこいいことなんじゃないか」と思わせてくれる。

        • 一年ぶりの帰国 思うこと

          久方ぶりの再会の数々台湾に赴任してから1年以上。 先月、初めて日本に一時帰国することが叶った。 事前に約束していた友達に加え、“帰国”を載せたストーリーズを見て連絡をくれたフッ軽な友達とも会うことができた。 7、8年会っていなかった幼馴染とは、仕事や生活環境の違いから、再会に一抹の不安があったのだがいざ会ってみるとどうと言うことはない。 自転車の乗り方みたいに、身体に染み付いている感じ。 彼女とのこれまでの延長線上に今があるだけで、良い意味で高揚感も特別感もなく、きっとこれか

        • 固定された記事

        台湾はちょっとしたヒーローで溢れてる

          久々に母に電話。ひとしきり話した後、 「実はね、インスタ見てたら『これが表示されたあなたは良いことが起こります』って言う画像が出てきて、その後〇〇(=私)から電話がかかってきたの!」と母が。いつも喧嘩ばかりなのに、娘からの電話を良いことだと思ってくれててかわいい。花丸あげたい。

          久々に母に電話。ひとしきり話した後、 「実はね、インスタ見てたら『これが表示されたあなたは良いことが起こります』って言う画像が出てきて、その後〇〇(=私)から電話がかかってきたの!」と母が。いつも喧嘩ばかりなのに、娘からの電話を良いことだと思ってくれててかわいい。花丸あげたい。

          今日はとても良い天気、まるで夏みたいに暑かった。カフェ開拓で立ち寄ったお店の前のベンチで、気合い入ってる系のお姉さん(日本人)がコーヒー飲みながら「なんて平和なんだ…」って呟いちゃっててキュンだった。

          今日はとても良い天気、まるで夏みたいに暑かった。カフェ開拓で立ち寄ったお店の前のベンチで、気合い入ってる系のお姉さん(日本人)がコーヒー飲みながら「なんて平和なんだ…」って呟いちゃっててキュンだった。

          2023年11月某日 〜台灣生活日記〜

          心に浮かんだり消えたりするとりとめもないことを書き連ねていると、私も不思議と狂ったような気分になったり、ならなかったり… というわけで、2023年11月某日の日記です。 ■11月某日 たらいまわし とある不遇を赴任先管轄人事に相談すると、「いやいやそれは本籍所属(日本側)人事がまず対処すべき」と仰る。 ならば、本籍所属人事に相談すると「私の一存では云々…本籍部門の判断を仰ぐべき」と仰る。 ならば、本籍部門の冗長へ相談すると「現地でのことはこちらでは云々…赴任先部門で対処

          2023年11月某日 〜台灣生活日記〜

          台湾の”ちょっとしたヒーロー”への道

          どんなに割引して見ても、私は愛想のいい人間だとは到底言えない。 一人で歩いている時なんかは尚更だ。 仏頂面も甚だしい・・・ にもかかわらず、何故かお年寄りや海外の人に道を聞かれたりすることが多い。 個人的七不思議の一つだ。 台湾へ来てからもそれは健在で、道を聞かれたり、その電車の行先を聞かれたり、行きずりの台湾の人にしばしば話しかけられる。 以前にも書いたが、台湾では他人に手を貸すことへのハードルが非常に低く、華麗でスマートな人助けを心得ているヒーローが多い。 私も何度も

          台湾の”ちょっとしたヒーロー”への道

          職場の皆んなと宜蘭 へ。色んなアクティビティで親睦が深められた気がする😊写真はその中の一つ、動物とのふれあいを楽しめる施設で撮ったもの。美人のアルパカさんは大人気でした。楽しかった反動か、この週末は熱を出して寝込んでしまいました。明日出勤できるよう大至急復活せねば!

          職場の皆んなと宜蘭 へ。色んなアクティビティで親睦が深められた気がする😊写真はその中の一つ、動物とのふれあいを楽しめる施設で撮ったもの。美人のアルパカさんは大人気でした。楽しかった反動か、この週末は熱を出して寝込んでしまいました。明日出勤できるよう大至急復活せねば!

          台湾赴任して約一年。昨日初めてローカルの同僚から仕事終わりに「ちょっとご飯でも食べてく?」と誘ってもらいました。事前約束なしの自然な流れで行くのは本当に初めて。人見知りオバサン、ようやくここまで来た…すごく嬉しい🥹

          台湾赴任して約一年。昨日初めてローカルの同僚から仕事終わりに「ちょっとご飯でも食べてく?」と誘ってもらいました。事前約束なしの自然な流れで行くのは本当に初めて。人見知りオバサン、ようやくここまで来た…すごく嬉しい🥹

          2023年10月某日 〜台灣生活日記〜

          と言うのは、あまりに有名な「土佐日記」の冒頭。 noteで度々拝見する日記というものを、私もしてみむとてするなり。 というわけで、2023年10月某日の日記です。 ■10月某日 マシンピラティスを習い始めた 新しく個人レッスンのマシンピラティス教室へ通い始めて、今日で3回目。中国語学習もかねて中文のみでレッスンをしてもらっている(先生は日本語も英語もしゃべらない方)。教科書では習わない単語ばかりで、言われたことをすぐに理解することができない。出て来た動作を表す中文をLI

          2023年10月某日 〜台灣生活日記〜

          台湾料理を習いに行っただけのはずが

          台湾には日本人の口に合う食べ物が沢山あり、円安ではあるものの、その多くがお財布にやさしい価格で楽しむことができる。 気軽に楽しめる台湾グルメだが、実際作るとなるとどんな食材や調味料が必要で、どのくらい時間がかかるものなのだろう…。 そんな単純な好奇心から、インスタで見つけた台湾家庭料理体験のできる教室へ行ってみる事にした。 台北のおしゃれなスタジオで、日本に長く住まわれた経験のある台湾人の先生が流暢な日本語で台湾の食文化を教えてくれた。 グループレッスンが基本なのだが、台湾

          台湾料理を習いに行っただけのはずが

          ある画家の人生から受け取ったもの

          最近アートに触れる機会が著しく減っていることに気づき、この週末は初めて臺北市立美術館へ出掛けた。 友人と相談して、開催中の企画展「吾之道(私の道):何德來回顧展」を見ることにした。 大変失礼な話だが、先に行先を決めてからどの展示を鑑賞するかを決めたので、実際に入場するまでそれほど期待していなかった。 ところが私も友人も作品から多くを受け取り、美術館を後にする頃には胸がいっぱいになっていた。 何德來氏(1904-86)は日本で小学校と東京美術學校(現東京藝術大学)を卒業し、

          ある画家の人生から受け取ったもの

          中秋節 後頭部に満月

          ただいま台湾は中秋節の連休中。 中秋節前にはオフィスは取引先からの贈り物で溢れる。 おかげでお菓子やら果物やら、毎日のように食べきれない程の配給がある。 月餅(卵黄入り) 鳳凰酥(卵黄入りパイナップルケーキ) 蛋黃酥(卵黄を小豆で包み、さらにパイ生地で包まれたお菓子) 中秋の名月の季節にあやかって、卵黄が丸々入っているお菓子ばかり… とにかくハイカロリー。 有名ベーカリーで購入されたお菓子の多くは、個包装になっていないので早めに食さなければならず常に満腹…なんならち

          中秋節 後頭部に満月

          台湾でピラティスのクラスに参加してみた

          ここ数年、YouTubeを見ながらヨガやピラティスなどの宅トレを行うのが毎朝のルーティーンになっている。 どうせなら台湾で対面でレッスンを受けてみたいと思い、ピラティスのクラスを受講することに…。 ところが、日本人向けのこの類の習い事は、駐在員帯同の奥方を対象としていることが多いからか、大抵平日の昼間の時間帯に設定されている。 私に受講できそうな平日夜や土日のクラスは、会社や自宅付近で見つけることができなかった。 台湾人の同僚に相談すると、複雑な入会手続きなしでアプリで予約

          台湾でピラティスのクラスに参加してみた

          「日本では働きたくない」と言われた話

          台湾へ赴任して以来、ちょくちょく台湾人の知人と久方ぶりの再会をする機会があるのだけれど、その全員に必ず聞かれることがある。 「どうして(赴任先が)台湾だったの?」 もちろん先方も会社命令だということは分かっているのだけれど、赴任先が台湾であることについて、私がどう思っているのか興味があるみたいだ。 私は率直に、 「出張で何度も訪れていて好印象だったし、暮らしてみたかったんだよね。」 と答えるのだけれど、そんなことを聞くのには、どうやら台湾人が抱いている「日本で働く」こと

          「日本では働きたくない」と言われた話