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倹約家になるために ②実践編

倹約にはそれぞれのやり方がありますので、ご参考までにわたしの実例を出します。参考になりそうなものだけ見ていただければと思います。
10,000字を超えてしまいました。


1.部屋はなるべく小さく、収納も小さく

よくミニマリストと言いますね。これはなかなか難しいんです。でも簡単にミニマリストになれる方法があります。それは狭い部屋に住むことです。
要は強制的に物を所有できなくしてしまうんです。
ルール決めが大事でして、収納のスペースを超えたら入らないものは捨てるということを徹底してください。これができないと、押し入れをはみ出して部屋に収納をはみ出させ部屋や廊下をどんどん狭くしていってしまいます。

レンタル収納を使うのもやめてください
わたしの知り合いにレンタル収納のサービスをやっている人がいまして、たまに未払いなどで強制退去みたいなのがあるらしいんです。その方が言うには、価値のあるものが入っていたことはなかったと言っていました。
収納物を売却して未収金の回収に充てようとしたものの、一度たりとも成功したことがないということです。
自分以外の価値観を当てはめればガラクタだらけなんです。人々はそんなもののために保管費用を払っているんです。一定量であれば心の平穏のためによいので全く問題ありません。10年以上使わなくても取っておいて構わないのは段ボールひと箱か妥協できて2箱に収まるくらいでしょうか。

これをやると物を買わなくなる確率が高まりますので、無駄な支出が減ります。
さらに良いこととして、当然のことながら家賃も下がります。無駄なものを置いておくのに無駄なお金を払わなくて済むようになります。
さらに電気代も減ります。部屋の数は減るし狭いのでエアコンは少なくすむし、電気をつける場所も減ります。

2.ものを所有しない

わたしは不動産を買ったことがありません。株式投資が趣味なので分散投資の観点からREITへの投資はしていますが、個別の不動産はないです。
車もありません。三菱自動車にいながら何やってんだという話なのですが、クルマが好きなわけではなく自動車産業に興味があったから働いていたのです。自分でもどうかとは思いますが。
テレビもありません。シャープにいながら何やってんのという話ですが、テレビをそもそも見ないのです。
テレビがないからソファーもないしテレビ台もありません。
時計は5000円です。今は学生なのでしていません。
スーツや靴は50歳近くになってから一生ものにするつもりで高いものを少量買い始めましたが、昔は安ければ安いほど良いと思っていました。
それ以外の服は山道具と下着を除き、基本リサイクルショップで購入しています。
パソコン、スマホ、iPad、キンドル、関数計算機、電子辞書、iPodはありますので、結構お金がかかっているものもあります。

あと忘れちゃいけないのは、ものを所有すると買うときのコストより、維持費の方がよっぽどかかるときがあります
軽視しがちな部分なので気を付けていただければ。

3.どうしても買いたい衝動が消えない場合、その会社の株を買う

大好きなブランドがあって、新しいデザインが出るたびに買いたくなってしまう人がいますよね。カバンとか靴とかアクセサリーです。
高価なアップルの製品でそろえたくなる人とか。iPhoneが出るたびに買い変えてしまうとか。
そういう人は、もうアップルの株を買ってください。エルメスもグッチもコーチも上場してます。わたしの好きなウイスキーの会社でもディアジオ社という世界最大の会社が上場してます。わたしは投資してます。

株を買うだけでなく、自分はその会社のオーナーなんだと思い込んでください。株主様です。ここが大事なところですよ。

自分が購入したりサービスを利用して会社に貢献するのもよいですが、人が買ってくれたり、流行ったりするのが喜びに変わります。わたしの会社の製品を使ってくれてどうもありがとうという気持ちになるんです。
その喜びの方が、自分が消費者として得る喜びよりも大きいです。いや違うという人の方が大多数かもしれませんが。。実際コーチ好きの奥さんを持つ友人にこの方法をお勧めしたところ「わたしはコーチのカバンが欲しいの!」と却下されたと言っていました。
ですが、節約したいのであれば、節約のためにそう思い込んでいただきたいですね。

特に年齢が若いうちは、金が余れば好きな会社の株を買うのが一番です。絶対に儲かるとは言えませんが、金儲けをしたいと思って株を買うよりも精神的に落ち着いていられると思います。そういうメンタルでいることは株式運用でとても重要なんです。
別に儲けようと思って買ったわけではなく、好きで応援したいから持っているんだという気持ちです。あなたはお金持ちなんです。趣味は買い物、ただし株、というわけです。

4.リサイクル品をつかう

日本にはリサイクルショップがたくさんあります。ハードオフ、セカンドストリート、トレジャーファクトリー、ワットマンが上場あるいは元上場企業です。メルカリのようなフリマアプリもありますね。

アメリカにもリサイクルショップはあり、Goodwillという店です。わたしは大好きでよく行っていたんですが、日本人の駐在仲間から「日本人であの店で買い物する人はじめて見た」と言われました。基本不要なものをドネーションする店で、客は移民や貧しい人たちという店です。
留学時代は、留学生に紹介したら何人か行った人はいました。本当に買っていたかは分かりませんが、日本だとアメリカの服の中古は無茶苦茶高いですから、そういう掘り出し物があるみたいです。服だけでなくレコードや食器かも置いてあります。

バンドンでも発見しました。まだ買ってはいないですが、日本でもあるタイプのバザー系の雰囲気がする小さい店舗です。

日本のリサイクルショップでは、ビンテージ物は高いですが、普通の古着は安いことが多いです。たまにセールがあるのでねらい目です。
古着を買うのはお財布に優しいだけでなく、環境にも優しいです。なので古着を買うのは環境保護のためだと思って、実際にそのように主張しながら買うのをおススメします。

服以外にカトラリー、食器、調理器具、リュックサック、くつ、家具も買ったことがあります。

5.子供の学校は公立が一番

これは少数派の意見ですので、合わせる必要はありませんが、まったく費用が違います。ご参考まで神奈川県の県立高校の学費は年間118,800円ですからね。
わたしの考えでは公立高で浮かせた費用を短期留学に使ったり他の習い事に使う方が費用対効果が高いんじゃないかと思っています。

わたしは小中高と公立で大学だけ私立で私立の良さを分かっていないと思いますし、今と昔は違うんだというのも分かっていますが、わたしの娘たちは二人とも公立育ちです。
長女は4月から大学ですが国立ですのでオール公立になりました。国立大学の学費は年間535,800円です。
浮いた金はすべて彼女たちのものです。我が家はバジェット制なのでバジェットの範囲で彼らは好きなお金の使い方ができます。
もともと子供に使うべきお金なのだから、子供に還元すべきで親が使い込んではいけません。

公立育ちで問題を感じたことはまったくありませんし、子供のクラスメイトたちを見ても素晴らしい子供たちばかりです。
設備は私立に比べぼろいかもしれませんが、大事なのはソフトの方ですからね。神奈川県の県立高校は素晴らしい高校がたくさんあります。

それに、小さいときから純粋培養する必要はないんです。小学校や中学校のクラスメイトや子供たちの家庭環境は世の中の縮図ですから、そういう世界で育つ方がわたしは良いと思っています。

中学受験で小さいうちから地頭を鍛えておくのは素晴らしいと思いますし、数学の能力やテストに強い能力は大人になってからも効果が続くので最適な投資とは思います。
ただ、それと同じくらい子供のうちは読書をしたり遊んでおくのが大事だとわたしは思っています。時間だけでお金はかかっていないですが、それも将来への投資なんです。

6.イデコをやる

個人型確定拠出年金iDeCoです。これ意外にやっていない人が多いのですが、老後資金をためる目的で貯金しているのであれば、絶対に限度いっぱい使うべきと思います。
一番すごいところは、イデコへの拠出は損金算入できるところです。所得税を減らせるんですよ。
所得税は累進課税なので、課税所得が高い人ほど効果は絶大です。仮に2割税金で持っていかれているとしましょうか。その人が10万円イデコに拠出すると、2万円所得税が減ります。いきなり20%のリターンが出るということです。
あり得ないですよね。もちろんニーサと同じで運用益への課税もないです。

さらに運用するのが怖いという人は、定期預金にしておくという手が取れます。イデコの商品群の中にたぶんあると思うので探してみてください。

唯一の欠点は60歳まで引き出せないこと。流動性に欠けます

老後資金なら流動性なんて関係ないので、なんでしないのか不思議でなりません。わたしが知り合いにこの話をすると、ほぼ全員すぐに掛け金を増やします。みなそれなりにリテラシーがあるのですぐ理解できるんです。なんだかよく分からないし面倒くさそうだからやっていないだけの人が大半です。

給料をもらって所得税払っている人。非常にもったいないですよ。ニーサより税金効果ははるかに高いです。

7.金のかからない趣味をもつ

お金を使わずため続けるのは全くおススメしません。自分を成長させたり、新たな知識をつけていくことはとても重要です。
ただ、ここでお金を使いすぎてしまってマイナスになるのはまずいです。割り切って短期間マイナスなら全然いいんです。

わたしのおススメする趣味は以下4つです。
(1)登山
近くの山でいいんです。あるいは、山に登るのでなくハイキングでもいいです。自然の中に身を置いて軽い運動をするのは気分転換によく健康にもよいです。
お金はある程度はかかります。交通費がかかるほか、登山靴、リュック、雨具、ヘッドライト、寝袋、ツェルトあるいはテント、ウレタンマットなど、本格的になればなるほどかかってきますが、少しずつ買いそろえていけばよいし、10年以上使うものばかりで、災害時に役に立つグッズですので、無駄にはなりません。

わたしが横浜市に住んでいたときは丹沢によく行っていました。東京に住んでいたときは奥多摩、大阪に住んでいたときはダイヤモンドトレイルでした。

(2)筋トレ
どこかのジムの会員になる必要はありません。まずは、近所や会社の近くの公共スポーツセンターに行ってみるのがおススメです。
器具の使い方が分からなければスタッフに聞いてください。教えてくれます。
港区なら芝浦に素晴らしい区のスポーツセンターがあり、港区に本社がある会社の社員は1回500円でした。わたしは週2回行ってました。月4000円です。
住んでいる場所にも区のスポーツセンターがあり、1回300円でした。月に2回ほど行ってました。月600円です。あとは会社の福利厚生で1回500円でスポーツジムが使えるため、家の近くのジムに行ってました。港区のスポーツセンターに行けないときはこっちに行っていました。

チョコザップでもいいと思います。わたしは設備が物足りなく感じたので入らなかったです。

はまってきたらどこかのジムの会員になってガンガンやってください。ケガをして医療費がかさまないレベルでやるのは問題ないです。

筋トレで費用がかさむとしたらプロテインの費用とか、筋トレ道具くらいです。パワーグリップとかリストバンド、腰のベルトですが、重い重量を扱わないのであればいらないです。

(3)ランニング
筋トレする人はランニングはしないのでどっちかになります。両方やってもいいです。
靴にお金がかかるくらいのと、大会に参加する費用くらいでしょうか。
腕時計にも投資するかもしれません。わたしは20年前に走っていたときは投資してました。ペースを上げ下げしたときの脈拍数の変化を測りたかったんです。今は距離や高低差も測れるので、絶対に投資すると思います。

走るものやりすぎてケガをしてしまっては医療費がかさむので、それだけは注意ですね。

(4)なにかの資格をとる
何歳になっても勉強し続けるのはよいことです。頭の老化を抑える効果と、自分の子供たちに勉強している姿を見せる効果もあります。親が勉強していると子供も勉強すると言われていて、わが家もそうでした。
「お父さんこれから勉強するから静かにしててね」は何回も言ったことがありますが、「勉強しろ」と言ったことは一度もありません。

難しい試験で学校に行くお金や参考書にお金がかかってしまう資格もあるとは思いますが、それはリターンを求めてのことだと思いますから全然良いんじゃないでしょうか。
リターンは関係なく趣味の資格であれば、お金をかけずに取り組めると思います。

わたしは勉強に集中したいので家以外の場所によく出かけていて、喫茶店の費用がかかったりしますが、それくらいなら大丈夫です。

8.大事なことにお金をつかう

自分のためになる投資はした方がよいです。自分をよく見せたいというのは自分のための投資ではなく他人のための投資になるので気を付けてください。自分に投資した結果、差別化になったり自分を魅力的にするのは問題ありません。常にベクトルを自分に向けることです。

わたしのなかで自分のために優先して使うお金は以下です。
(1)旅
豪華な旅行はしませんが、直接自分の目で見て経験するためにその場に行って感じるのが大事だと思っています。自分の考え方や価値観の土台を作るものです。
たぶん勘違いなんですが、自分はこう思ったという感覚がとても大事です。今まで聞いていた話と全然違うなという感覚だったり、今までの自分の思い込みががらっと変わってしまうのが旅に出て自分で実際に見ることの良さです。
青春18きっぷは年齢制限がないので、この範囲で旅をするのもなかなかいいですよ。

(2)勉強
英語の勉強にはお金をかけてきました。長期の留学も2回してます。
これは節約とは逆になってしまうのですが、かえってお金と時間がかかる方が希少価値があり差別化になるので効果的な場合があります。
書籍を買うのでもそうなんですが、高い本ってみんな買わないし、読まないですよね。そういう本こそ実は読む価値があるんです。自分にしかない知識になりますから。

(3)特定のものに時間と金を集中投下する
わたしの場合だと、たとえばウイスキーとか温泉があります。ある狭い分野を贅沢にお金と時間をかけて掘り進んでみるというのは効果が高いです。
仕事でもそうですし、スポーツも同じと思いますが、何らかの分野をマスターして強くなる体験をすると、勝ちパターンができて他の分野にも応用できますよね。
それと同じで、趣味の世界でも初心者から中級者、上級者になっていく過程を経るのは効果が高いんです。幅広く初級の範囲を広げていきすべての分野をパターン化するというやり方もあるとは思いますが、それができるのは秀才タイプだけじゃないでしょうか。

並みの人間であれば、誰よりも時間をかけ、割り切ってある程度のお金を投下して集中することで、簡単には追いつけないレベルに達することができ、それが差別化になります。
自分が興味があることを見つけて取り組むことができれば、それがニッチで誰も興味を持たないようなものであればあるほど効果が高いです。

他に例を挙げれば、わたしが若いときは収入に比べて外食にお金をかけていました。食べたことのない高級料理や珍味を食べるとか、懐石料理を食べるとか、豪華なレストランや料亭にいくとか、そもそも流行っている店があればすぐに行ってました。学生時代は貧乏だったので、まったく経験しておらず、仕事をするうえで足りていなかったのです。

ベンチャーキャピタルの仕事はある程度マーケターのセンスも必要です。世の中の動きに敏感にならないと経営者と話が合わないし、よいアイデアも浮かんできません。ここは必要な投資と割り切っていました。
みなさんのお仕事でも学びになる投資があると思いますので、そういう投資は特に若いときは思い切って行うべきと思います。

ホテル、旅館など一流のサービスを経験してみるのもお金をかける価値は高いと思います。会社のランチを毎回弁当にして1000円節約し、数か月に一回一気に吐き出します。
インスタに載せてアピールするためにやる人がいますが、それでは他人のための投資になります。そうではなく、自分なりの気づきを得て、自分の仕事やアイデアにつなげるのが目的です。

(4)大切な友人との飲み会
わたしが人生で支払った飲み代の金額は、平均に比べるとかなり多いと思います。おそらく飲み会に参加する数を半分に減らしたとしても何も変わっていないような気がします。
財布によくないだけでなく、脳にもよくないし、健康にもよくないし、節約家だと言いながら矛盾した行為だとは思うのですが、これは価値観なんでどうにもならないです。
わたしの中の優先順位が高いのです。
家族からはしょっちゅうクレームが入っていました。「言っていることと矛盾しているよね」とか「お前の飲み会の数をまずは減らしてから言ってこい」です。

(5)その他 がまんしすぎない。
今まで言ってきたことと真逆で申し訳ありませんが、長く続くためには無理があってはいけません。ストレスになってしまうとか、細かすぎる管理とか、こうあるべきだと頑張りすぎない方が結果として続きます。
大まかな目安は、本多静六氏の提唱した手取りの25%が残っているかどうかです。
25%残らないようだと、生活スタイルを改める必要があるので、無駄な支出をしていないか見直す。これくらいで大丈夫です。

ちなみにわたしの場合、通常モードで手取りの3~4割、特別な支出がある月は赤字もある、というやり方でした。ボーナスは全額貯蓄です。そうすると、手取りの4割は貯蓄できていました。
家計簿はつけず、月末にどれくらい貯金が増えたかの確認をするだけでした。カードの明細だけは見てました。

9.雑多な節約術

あくまでもご参考までご紹介です。人それぞれストレスのかからないやり方があると思います。

(1)髪は自分でバリカンで丸坊主にする
床屋に行かない、床屋代がかからない、ドライヤーを使わない、シャンプーやリンスを使わない、バスタオルがいらない、これらを通じて省ける時間、がメリットです。
今は髪を切らずに伸ばし続けています。

(2)タバコは吸わない
お金がたまらない人は真っ先にやめるべきでしょうね。わたしは中学高校と陸上部でしたので、一度たりとも吸おうと思ったことはありません。

(3)テレビはみないゲームはしない
テレビは見ません。テレビを見なければ影響を受けづらいです。ただ現役である以上、完全に世の中の動きから外れるわけにはいかないので、会社の同僚や友人、子供たちから話題になっているタレントや作品を聞いたら、Youtubeでサクッとチェックはします。
ゲームはしません。苦手ですぐに負けるのでつまらないからです。男性では珍しいタイプと思います。ゲームをしないことで浮いた時間を他のものに使ってきました。

(4)ギャンブルはしない
胴元がいる商売は必ずその取り分だけ減りますので、お金が増える可能性は低いですし、無駄な時間をつかうことになります。
よく宝くじは買わないと当たらないという人がいますが、やめてくださいね。宝くじは数あるギャンブルの中でも最も胴元の取り分が多い最悪のギャンブルです。
宝くじ、還元率で調べてもらえば開示されています。

わたしはギャンブルは社会に必要だと思っています。わたし自身がやらないだけで、倹約したいのならやらない方がいいと言っているだけです。
世の中でうまくいっていない人、虐げられている人たちのストレス発散の手段として、酒、たばこ、ギャンブルは必要悪と言われています。禁止したりなくすと犯罪が増えるというデータがあります。現実を忘れられる、一発逆転を夢見ることができる状態を確保するのが、社会の安定には大事なんです。

(5)水筒を持つ、会社ではマイカップ
みなさんはどうか分かりませんが、わたしが日本にいたときに観察した結果だと、人は一日あたり平均3-4本程度ペットボトルを買っています。
スターバックスやコンビニでコーヒーも買っています。
わたしは会社にはインスタントコーヒー、お茶のパックを置き、マイカップを置いていて、給湯室のお湯を使ってコーヒーを作っていました。朝出社した直後、昼食後の2回です。喉が渇くとお茶を入れて飲んでいました。フレーバーティーや緑茶です。

わたしのざっくり計算では月に5000円は浮いています。

(6)弁当を持参
一時期やっていたことがあります。東京に久しぶりに戻ってランチ代に1000円かかるのに驚いて変えました。
弁当は自作です。カンタンにいうとのり弁ですね。ご飯を容器の半分くらい入れてのりを置き、またご飯を入れておかかを真ん中に押し込み、そのうえにノリを置きます。
5分かからず準備できます。
わたしはこれに加え、インスタント味噌汁、インスタントスープを作って飲んでいました。

(7)自炊をする
料理な苦手な人もまずは炊飯器は買いましょう。おかずだけオリジン東秀などで買ってきてごはんは自分で作るのはかなり安上がりです。

わたしが自炊をしたことがない友人に教えるやり方は以下になります。
‐ ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎの皮のむき方と切り方を学ぶ。
‐ ルーを使った料理を学ぶ(箱に書いてある分量と時間で作る)
これで、カレーライス、クリームシチュー、ビーフシチュー、ハヤシライスが作れるようになります。

次に、ルーではなく味噌を使うことで、豚汁、けんちん汁ができます。具材は若干異なりますので、徐々に使える材料を増やしていきます。ゴボウ、こんにゃく、豆腐、油揚げ、白ネギ、サトイモなど。

(8)社宅に住む
これは借り上げ社宅制度がある会社の人向けです。メーカーなら大体あると思います。
メーカーは給料が比較的低いと言われていますが、一方で福利厚生は充実していることが多く、社宅はそのうちの一つです。
年齢制限や年数制限があると思いますが、とにかく目いっぱい使うことをお勧めします。人間関係がとか、場所が不便とかいう理由で住まない人がいますが、固定費を毎月5万円とか10万円近く落とせる効果を分かっていないです。
しかもこのメリット分、所得税を払わされることもありません。

借り上げ社宅の仕組みを簡単に説明すると、借りたい家を選び会社に借りてもらい、自分は一定額を払う(毎月の給料から差し引かれる)という制度です。
例えば家賃15万円の家に住み半額負担とします。7.5万円が給与から差し引かれるます。自分で15万円の家賃を払う場合、所得税や住民税を引かれた手取りから払うということなので20万円くらいの額面給与のインパクトがあります。
わたしなら給与が低い代わりに借り上げにしてもらう方が税務上得なので、給料を10万円上げるのと、家賃が10万円減るのとどっちが言い?と言われれば、借り上げ社宅で家賃を10万下げる方をとります。税金20%として月2万円、年24万円浮きます。

よく不動産を買うか借りるかどっちが得かという議論がありますが、わたしの場合は借りる方が圧倒的に得でした。
なぜならまともに家賃を払った年数がわずかだからです。
‐ 32歳で結婚するまで借り上げ社宅制度を使った。シリコンバレー駐在時は家賃ゼロ。
‐ 結婚してジャカルタに住んだときは5年間家賃を払っていない。
- シャープと三菱自動車の10年間、借り上げ社宅あるいは家族寮でまともに家賃を払っていない。

人生で額面通りの家賃を払った年数はアメリカの2年、復職して東京に住んだ1年半、会社を辞めてから今までの1年弱の約4年です。今52歳ですし、子供もいなくなるので、狭い家で十分です。ファミリータイプのマンションなんて買っていたらスペースが無駄になったでしょう。
年齢とともに変わるライフスタイルの変化により、間取りや住む場所というのは変わっていくものです。

今更不動産を買うことはないと思います。貸してくれるところがないならキャッシュで中古物件を買えばよいだけです。

まとめ

ながながと書いてきましたが、あくまでもわたしの例です。倹約は自分が大事だと思うことにお金を使い、無駄なことにお金を使わない生活習慣によりお金が勝手にたまることを指します。
わたしがやらないという内容でも、人によっては価値が高いものもありますので、気にすることはありません。どんどんやっていただければと思います。

また、わたしは自分へ投資をして価値を高めていくスタイルです。みなさんがこれをやれば、特に若ければ若いほどおそらく収入が上がると思います。
大事なことは収入があがっても、自分の価値観やライフスタイルをなるべく変えないこと。その結果お金はもっとたまるようになります。

ただ生きていくだけで精一杯、決して無駄使いしていないのにお金がたまらない人は、収入が低すぎる可能性があります。その場合は、貯蓄を考えるより、まずは普通の給料をもらうことに注力するのが良いと思います。
自分の価値を高めるか、価値より低い報酬しかもらえないなら転職です。

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