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あるラグビー選手の引退のニュースから、スポーツ選手の超人伝説を想う

元ラグビー日本代表の浅原選手が引退するとのニュースがありました。
浅原選手といえば、酔っぱらって道路に寝ていて車にひかれたのにぴんぴんしていた逸話です。
一緒に酒を飲んでいたマイケルリーチ選手をはじめラグビー仲間がみんなで車を持ち上げて助けたとか、そのまま普通に試合に出ていたとか、もうラグビー選手すごいなという感想しか思い浮かびませんでした。
浅原選手のポジションはプロップ(スクラムの最前列)なので特に頑丈だとは思いますが、異常ですよね。

そして浅原選手の所属していた東芝が謝るという、ほのぼのしたニュースでした。体が頑丈すぎて被害がなかっただけで、被害者は浅原選手なんですけどね。

ラグビー選手が頑丈だとしても、やはり相撲取りの頑丈さにはかなわないでしょう。
わたしが大学時代にバイトをしていた高田馬場の相撲茶屋浜力(今は本店も支店もなくなりました)で直接元力士から聞いた話はすごかったです。
浜力の店長は元琴若でたしか十両まで行った人です。新大関琴の若のお父さんの琴の若のその前に四股名をつけていた人で、琴若の四股名はもっと古くにさかのぼります。
支店の店長も琴がつきます。この人はあと少しで十両(関取)のところまで行きました。支店にはあの北の湖をやぶった騏乃嵐関も引退後に修業のため働きに来ていました。
琴が四股名につくのは、元横綱琴桜の佐渡ケ嶽部屋ということですから、佐渡ケ嶽部屋の関係者がよくくるチャンコ屋でした。大関クラスだと琴風とか琴欧州とか。他にプロレスラーも来てました。ラッシャー木村とか。
若貴フィーバーで相撲が大人気だった時代の話です。

すいません。話がそれてしまいました。話を元に戻します。
当時、佐渡ケ嶽部屋にとても漫画を描くのがうまい力士がいて、相撲界の面白話をまとめた漫画を出版していたんです(探したのですが見つかりませんでした。自費出版だったのだろうか)。
そこに出てくる話で、自転車に乗った力士が250㏄のバイクと正面衝突して、バイクは壊れ運転手は重症、力士はぴんぴんしていたという話があります。実話だと言っていました。

漫画を探しているときに見つけたニュースもすごいです。ダンプカーに追突されたのに何事もなくそのまま相撲を取ったという話です。
いつの間に四股名までキラキラネームの時代になったんだというのも驚きです。天空海と書いて「あくあ」とは読めません。

柔道選手も強いです。
柔道選手はラグビーや柔道と違って衝撃に強いというより、衝撃を受け身で逃がす能力が半端ない点で超人です。
さすが「柔よく剛を制す」ですね。

わたしの高校時代の一つ上の学年にいた柔道部の部長は、自転車で8キロの距離を毎日通っていた人だったのですが、ある時出会いがしらに飛び出てきた車にぶつかり、数メートル吹っ飛ばされたそうです。ケガをしなかったどころか、何も痛くなかったほどの受け身を取りぴんぴんしていました。

以下総合格闘家のマクレガー選手の交通事故の記事がそっくりです。

柔道家の交通事故の記事はこれ以外には見つかりませんでした。たぶんケガをしないので事故ニュースにならないのでしょう。

あとはわたしの好きなプロレスですね。
プロレススーパースター列伝という漫画がありまして、わたしは子供のころ友人の家にあった単行本の漫画を何度も読みました。
本当か嘘かは分かりませんが、とんでもない超人ぶりに子供ながら憧れをいだいていました。もしご興味のある方は、漫画を読んでいただければ。
当時はプロレスブームでしたから、小学生の遊びもプロレスごっこです。プロレスがテレビのゴールデンタイムで放映されていて、古舘伊知郎はこの実況中継で売れました。


一般的にスポーツ選手は筋肉バカのように思われているところがありますが、どの世界でも素質だけでトップに行くことなどできません。
別の分野にうまく当てはめることができればそこでも活躍できる人たちだと思います。

わたしはそういうこともあり、大学のスポーツ推薦に大賛成という立場です。なんで勉強だけ偏差値を当てはめるのか。スポーツの世界で偏差値を当てはめてもらえば、すごさがより理解されるはずです。
ただ勉強だけしてきた人間より、スポーツで結果を残してきた人間の方が社会で活躍する素地をより多く持っていると思っています。

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