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ライターとして駆け出しの頃を振り返っていたら、ふと思い出したこと

2024年に入ってから、副業を始めたいという方に「ライターの仕事をしてみたいけれど、何から始めれば良いですか」と尋ねられたり、新人ライターの方に「稼げるコツを教えてください」と言われたりすることが増えました。

それはもしかしたら、noteでライター・ライティングに関することばかり書くようになったからかもしれません。

そんな僕はライター業を始めて10年以上経ちますが、最近、駆け出しの頃を振り返っていて思い出したことがあります。

そこで今回は、当時の記憶というか感情をエッセイ風に語ってみることにしました。

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初夏の風に吹かれて

4月のある晴れた日、僕は仕事の合間をぬって、都内の親水公園に散歩に出かけた。
この日は特別、初夏を思わせるような温かさで、公園の木々も新緑が眩しい。人々は軽やかな服装に身を包み、それぞれの春を楽しんでいるようだった。

僕がふらりと立ち寄ったのは小さな池。その日は風がやさしく池の水面を撫でていて、その光景にふと足を止めた。
水面に映る太陽の光が、ちりばめたダイヤモンドのようにキラキラと輝いている。思わずその美しさに心を奪われ、しばらくその場から動けなかった。

着飾った言い方だが、単にボーッとして動かなかっただけなのだが笑。

話は戻るが、そのとき、池の端で水遊びをしている子どもたちの声が耳に飛び込んできた。彼らは水しぶきを上げながら、無邪気に笑い合っている。
その純粋な笑顔と生き生きとした動きからは、何事にも全力で取り組むことの大切さを感じた。彼らは、今この瞬間に全てを注いで遊んでいるのだ。

僕はふと、仕事に対する自分の姿勢を思い返した。日々の忙しさに追われ、次から次へと仕事をこなす日々。
しかし、それは本当に「全力」なのだろうか?子どもたちのように、一つ一つの仕事に心から向き合っているだろうか?その問いかけに、僕は自分自身に正直な答えを持っていなかった。

散歩から戻ると、私はこれまでの仕事の進め方を見直すことにした。
例えば、記事を書くときには、ただ情報を伝えるだけでなく、その情報がどのように読者の心に響くかを一層考えるようにした。

サイトのデザインを考えるときには、ただ目を引くだけでなく、どのように感情を動かすかを重視した。子どもたちが水遊びをするように、仕事にも情熱を持って臨むよう心がけるようになった。

この小さな変化が、次第に大きな結果を生んだ。クライアントからの反応が以前よりも良くなり、提案が通りやすくなったのだ。

仕事への取り組み方一つで、こんなにも結果が変わるとは、初夏の日の散歩が教えてくれた意外な教訓だった。

それまでの僕は、駆け出しのくせに仕事の大小にこだわり、金額の大きい仕事ばかりに集中していた。もちろん、高単価な案件である以上、より力を入れるのは当たり前だ。でもだからと言って、小さな仕事をバカにしてはいけない。

この経験から僕は、たとえ小さな仕事であっても、一つ一つに心を込めることの大切さを再認識した。それは、仕事の質を変え、結果的に自身の業績にも繋がるということを実感したのである。

初夏の風に吹かれて、僕の仕事への姿勢は新たなものに変わった。

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ここまで

いかがでしょうか。
こんなふうに語ると、ちょっと着飾りすぎでは?と思う方もいるかもしれませんね。ただ、このところの陽気からふと、「そういえば、いつかの4月にこんなことがあったなぁ」と思い出した次第です。

しかしながら、新人ライターさんや「ライターを始めたい」という方にこれだけはお伝えしておきます。安請け合いは避けましょう!
最初は修行だからといってコスパの悪いブラック案件を請け負うと、心が疲弊してモチベーションが下がります。

もちろん、最初から高単価な案件依頼がバンバン来ることはないと思いますが、クライアントとは対等なお付き合いをすることが大切です。

仕事への向き合い方はお伝えした通りですが、スキルに対して正当な対価をもらうことを忘れてはいけません。クライアントの需要を満たす文章を提供する以上、ライターは世の中の役に立つ職業なのですから!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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