良文を口ずさむ子に育てる

4月からはじまっていた音読指導者養成講座ですが、あと残り最終試験を残し、すべての講座が終了しました。

ここまで古代から明治期までの良文をいっきに通読。その後、戦前戦後の、必ずしも良文とはいえないが、日本の教育に影響を大きく与えたであろう文章を選んで音読。それによって、身体で日本語の全体を把握できた気がしています。

みんなで音読するというのは、とても心地よいです。
小学校のときの合唱を思い出します。
あのときも、ただ歌うのが気持ちよくてやっていた気がします。


松永先生が音読すると作文がうまくなる」とよく言います。僕もその経験があります。生徒に良文を通読させ、それから文章を書かせると出てくることばのリズム感が身についています。


それで思ったんですが、もしかして、
音読をやると、文章がうまくなるのは、きっとそれら良文を口ずさめるようになるからからなんじゃないでしょうか。
今でも小学校の合唱歌を口ずさむことができますが、
同じように、音読によって、カタカムナからにごりえまで良文を口ずさめるように僕はなっています。
完全に暗唱できるものもあれば、そうでないものもありますが、ふと似たリズムを耳にすると、ぽろっとでます。
世阿弥の「自然としい出すことに得たる風体あるべし」とかけっこう気に入って使ってしまいます。

そして、9月から通信講座がはじまります。
(当初夏からスタートの予定でしたが、9月末から開始することとなりました)
主に、松永先生の解説動画・音読をもとに僕がファシリテートしていきます。
オンラインなので、基本的にみんなでユニゾンすることはできませんが、音読トレーニングはやっていきます。同時音読ができない分、講義とは別にフォローアップの時間を設け、密に話し合う機会を作りながら、参加者との関係を構築できたらなと思っています。
ということなので、通信講座でも、関西と東京で、希望者のみ対面フォローアップの時間も設けようと思っています。

音読指導者になりたい人はもとより、自分の子どものために親自身が音読をトレーニングするのにもオススメです。
子どもと一緒にトレーニングするならなおいいでしょう。

通信講座の募集要項は7月20日までにお伝え致します。
ご興味ある方は、是非ご確認ください。


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