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「自衛隊音楽まつり」に行きました

昨日午後、日本武道館で開催中の「令和4年度自衛隊音楽まつり」を観覧してきました。

自衛隊の音楽隊と聞いて、片手間に行う言わば旦那芸的なものだろうとお思いになる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、事実は全く違います。陸上・海上・航空と各自衛隊に音楽隊はありますが、どの隊も非常にレベルが高いものです。
私は過去、自衛隊音楽隊(全て海上自衛隊)の演奏会を3度観覧しましたが、どれも大変素晴らしい演奏で感動的なものでした。

「自衛隊音楽まつり」は陸・海・空の音楽隊の他に、ゲストとしてアメリカを初め外国の音楽隊(軍楽隊)も参加して行われるもので、今年は3年振りの開催です。

さて、内容は「序章:響きの帰還」「第一章:刻まれた響き。友と共に」「第二章:新しい世界を、変わらない響きと共に」「第三章:強き力の響き」「最終章:共に踏み出す響き」の全五章で構成されています。

出演は次の通りです(パンフレット掲載順)。
●在日米陸軍軍楽隊
●米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊
●パプアニューギニア軍軍楽隊
●パキスタン陸軍軍楽隊
●陸上自衛隊中央音楽隊
●海上自衛隊東京音楽隊
●航空自衛隊航空中央音楽隊
●陸上自衛隊東部方面音楽隊・らっぱ隊

また、上記の音楽隊以外に次の隊も出演です。
●陸上自衛隊第302保安中隊
●自衛太鼓
●演技支援隊

実は昨日は遅刻していしまい、入場時には既に「序章」の演奏が始まっていました。着席後すぐに「国旗入場・国家演奏」が行われましたが、さすがに厳粛なもので感動しました。

「第二章」で、陸上自衛隊中央音楽隊が退場時に演奏した「陸軍分列行進曲」にはちょっと感激しました。生演奏でこの曲を聴けるとは…… (T_T)
パプアニューギニア軍軍楽隊が「ふるさと」と「上を向いて歩こう」を、パキスタン陸軍軍楽隊が「風の谷のナウシカ」を演奏したのには驚きです。
また、海上自衛隊東京音楽隊の「宇宙戦艦ヤマト」は感動モノでした。私が大好きな「ヤマト」をここで聴けるなんて。\(^o^)/

「第三章」の自衛太鼓、テーマは「廻天之力」とのことでしたが、これはまさしく壮観で凄まじい迫力でした。

前述の通り、どの隊の演奏も大変素晴らしいもので感動しました。1時間半ほどの公演時間があっという間に感じられました。

余談ですが、入場時に手荷物検査と金属探知機によるボディチェックがありました。このような素晴らしい音楽会には不似合いで残念ではありますが、自衛隊の性質上やむを得ないことなのかもしれません。もし、良からぬ事を企む不心得者がいたら愚かとしか言いようがありません。政治の問題は政治家に問うべきであり、現場の隊員の方々に向けるのは御門違いというものでしょう。

「最終章」の演奏の様子。モニターに写っているのはパプアニューギニア軍軍楽隊。
国旗を掲げているのは陸上自衛隊第302保安警務中隊。
退場時の様子。白い制服は前出の第302保安警務中隊。当隊は我が国唯一の特別儀仗隊とのこと。
終演後の様子。片付けを行なっているのは東部方面隊選抜隊員による演技支援隊。
入館時に配られたパンフレット。
パンフレットのサイズはB5判。
スキャナーが使えないためスマホで撮影したものを載せているのでお見苦しいのは御容赦を。
ゲスト音楽隊(軍楽隊)紹介のページ。
こちらは自衛隊の各音楽隊の紹介。

最後に、日本武道館に入館したのは、高校時代のとあるイベント以来でした。昭和39('64)年開館なのでもう60年近く経っていますが、さすがに座席など内部はくたびれているという印象です。特にバリアフリー機能に乏しく、私は腰痛持ちのため座席に辿り着くまで難儀しました。改善を望みます。