夏目円 

美容ライター、編集者。2023年4月よりメルボルンに移住。毎週金曜にエッセイを更新する…

夏目円 

美容ライター、編集者。2023年4月よりメルボルンに移住。毎週金曜にエッセイを更新するnote。https://www.natsumemadoka.com/

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はじめまして

はじめまして、夏目 円です。 2023年、4月。私は15歳になる娘とメルボルンに移住します。 noteに登録して2年、ようやくはじめることができました。 初回の記事になりますから、まずはプロフィールを書きます。 大学卒業後、ファッション誌の編集者に憧れて80社以上の出版社・編集プロダクションを受けました。しかしことごとく撃沈、ようやく契約社員として出版社に入りティーン誌の編集者として2年在籍した後、フリーランスのライター、編集者になりました。 フリーになった当初はジャ

    • 海外移住でわかる、家族の絆

      娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して409日となりました。日に日に秋が深まるメルボルン。人恋しくなる時期ですから、ちょっと日本にいる夫のやりとりについてお話します。 期間限定の家族別居、1年が経過 私は昨年、娘の高校留学をきっかけに母娘ふたりきりでメルボルンの小さなアパートに住んでいます。日本には夫がひとりで暮らしています。つまり、私たち家族は期間限定の別居生活をしているワケです。 夫はイタリア料理店を営んでおりまして、オーナーであり、シェフでもあります。店をはじ

      • 51歳。8月にIELTSを受ける!

        娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して401日となりました。ぐたぐたになりつつある、私の英語学習、どうしたらいいものか……… 移住して1年が経ちますが、私の英語力は果たして向上しているのでしょうか。週2で近所のコミュティセンターの中級・上級の英会話クラスを2コマ。あとは、週2のボランティア活動でアウトプットとして英会話、それから、家にいるほとんどの時間はメルボルンのローカルラジオを流しています。こうして書くと、ほどよく英語に接していると思ってしまいますが、そうでもありませ

        • 日本から船便で届いた大切な手紙

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して397日となりました。日本にいる夫から大きなダンボールが二つ船便で届き、その中に一通の手紙が入っていました。 先月の中旬、義母が亡くなり、山口県・萩にある夫の実家に一時帰国をしました。葬儀を終え先週メルボルンに戻ると日本で暮らす夫から船便で大きなダンボールが二つ届きました。 メルボルンの冬に備えてダウンやセーター、食料品がほとんどでしたが、その中に私と娘にあてた義母からの手紙が入っていました。日本からこちらへ発送したのは2月下旬でし

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        はじめまして

          【メルボルン の悲劇2024】海外で暮らすアパートでの水トラブル

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して395日となりました。昨年のちょうど今ごろ、初海外移住&初賃貸契約であたふたしておりましたが、今週、思っても見なかった事件が起き、またもやあたふたしました。 嘘だろ。突然、水道の根元が壊れる ガチャッ。 18時ごろです。キッチンで夕食の準備をしていると、突然、水道の根元がぐにゃりと曲がり、そのままガチャッと外れてしまいました。“えっ、ウソでしょ、何があった?!” 。とりあえず蛇口を締めました。 じつを言うと3ヶ月ぐらい前から少し

          【メルボルン の悲劇2024】海外で暮らすアパートでの水トラブル

          【セルフインタビューVol.24】心の疲れ、とれましたか?

          娘の高校留学をきっかけに、2023年2月からnoteをはじめました。50歳からの初海外移住(メルボルン)のあれこれを毎週金曜日に更新しています。2023年8月より不定期として、自分自身を俯瞰で見るために“セルフインタビュー”として、スピンオフ記事をお届けします。 🔷羽田空港で食べた吉野家の牛丼が忘れられない ―― 昨日のnoteを読みました。夏目さん、一時帰国されていたんですね。 夏目 そうなんです。夫の母が他界しまして4月13日にメルボルンを発ち、24日に帰国しました

          【セルフインタビューVol.24】心の疲れ、とれましたか?

          “いつものように”することが難しい時もある

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して1年と1カ月3週となりました。先週、急きょ一時帰国していたこともあり、いつになく心がざわついております。 突然の一時帰国に、追いつかない自分 もやもやもや、ざわざわざわ。 心が、どうしようもなく、揺れています。じつは先週、夫の母が他界しまして一時帰国していました。急いで荷物をまとめ、チケットをとり、乗り継ぎを経て日本に帰り、そのまま主人の実家がある山口県・萩へ。もう何度となく来ている場所ですが、今回は一生忘れることのない帰郷となり

          “いつものように”することが難しい時もある

          【セルフインタビューVol.23】祝!kindle 本初出版。『50歳からの初海外移住』

          娘の高校留学をきっかけに、2023年2月からnoteをはじめました。50歳からの初海外移住(メルボルン)のあれこれを、毎週金曜日に更新しています。2023年8月より不定期として自分自身を俯瞰でみるために、“セルフインタビュー”として、スピンオフ記事をお届けしています。 移住2年目となる今月に完成! ーー聞きましたよ、ついに本を出版されたそうですね、『50歳からの初海外移住 15歳娘とふたり大冒険in Melbourne』。 夏目 もうその話で持ち切りなんですね、あら、嬉

          【セルフインタビューVol.23】祝!kindle 本初出版。『50歳からの初海外移住』

          メルボルン 初海外移住。あっという間じゃなかった1年を振り返る

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住してちょうど1年になりました。“あっという間”ではない、濃密な1年間をダイジェストで振り返ります。 小さな朝の楽しみが、1日の幸せにつながる 最近、ハマっているものがあります。 先月購入した『Intuition Cards』を毎朝1枚取り出すことです。私が持っているのは、“for happiness & joy”という、とてつもなく前向きになれるシリーズで、小さなカードが32枚入っていまして、それぞれに“幸せや喜び”を運ぶ短いメッセージ

          メルボルン 初海外移住。あっという間じゃなかった1年を振り返る

          メルボルン 移住2年目。51歳にして英語を学ぶために必要なこと

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住してまもなく1年になります。コツコツ続けている英語学習ですが、ちょっと悩んでいます……。 50歳からの英会話はなかなか上達しない……。 もともと英語は好きでした。 とはいっても、滑らかな会話はほど遠く、1年経った今もコミュニケーションをとるのに精いっぱいです。昨年の4月の段階ではほぼ同じレベルだったはずの娘(11年生=高校2年生)にも追い越されました。 焦らない、焦ってはいませんよ、16歳と51歳ですから。私にとって英語はもはや「生

          メルボルン 移住2年目。51歳にして英語を学ぶために必要なこと

          母、完敗。娘の英語力がただいま、爆進中

          娘の高校留学を機にメルボルンへ移住して11ヶ月5週が過ぎました。今日から娘は秋休み。2人で初めてタスマニア旅をしています。 11年生になった娘。VCEが始まり、勉強モードに突入 メルボルンの学生は、今日から2週間の秋休みが始まります。娘は11年生(高校2年生)となり、1学期が終了しました(オーストラリアは4学期制です)。 今週の水曜日。 学期末ということで、各教科の先生とオンラインで三者面談がありました。これは、強制ではなく任意ですが、私は直接先生とお話したかったので、

          母、完敗。娘の英語力がただいま、爆進中

          50歳からの海外移住で気づく、”追い込む時期”から”楽しむ時期”への切り替え方

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して11ヶ月と4週が過ぎました。コツコツと続けている英語学習ですが、ここ最近、ようやく手ごたえを感じています。 久しぶりにシャドーイングをしたら、あることに気づく 最近、何となく、何となくですよ、ちょっと自分の英語力が上がってきているように感じています。買い物でのコミュニケーションもだいぶとれるようになりましたし、ラジオの天気予報と交通情報は8割以上わかります。完璧ではありませんが、情報誌やウェブ記事、娘の学校からのお知らせなどの読み

          50歳からの海外移住で気づく、”追い込む時期”から”楽しむ時期”への切り替え方

          情熱と夢を持って行動した先にあるもの。

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して11ヶ月と3週が過ぎました。今日は、大好きな友だち、MARIKOさんとの何気ない会話の中で、またもや人生で大切なことを学びました。 移住直後に襲った”病み期”を救ってくれた友だち 本題に入る前に、MARIKOさんについてお話させてください。 メルボルンでの暮らしがスタートして3ヶ月が過ぎたころ(2023年7月)。海外暮らしがはじめての私は、精神的に追い込まれ、謎の胃腸炎にかかったり、夜中に突然目が覚めるなどかなり不安定な日々を過ご

          情熱と夢を持って行動した先にあるもの。

          【メルボルンの奇跡③】アパート賃貸再契約に成功!

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して11月ヶ月と2週が過ぎました。いよいよ来月に迫ったアパート契約更新について、ご報告します。 日本とは勝手が違う、メルボルンの賃貸事情 メルボルン暮らしがスタートして来月でちょうど1年になり、いよいよアパート更新です。 私のようにオーストラリアで働いていない外国人がアパートを賃貸契約するのは苦戦するケースが多いのですが、なぜか私は、インスペクション1軒目で運よく入居することができました。ちなみに現在、メルボルンは人口が増加傾向にあり

          【メルボルンの奇跡③】アパート賃貸再契約に成功!

          【セルフインタビューVol.22】ピンチをチャンスに変える勇気、ふたたび。

          娘の高校留学をきっかけに、2023年2月からnoteをはじめました。50歳からの初海外移住(メルボルン)のあれこれを毎週金曜日に更新しています。2023年8月より自分自身を俯瞰で見るために、“セルフインタビュー”として、不定期にスピンオフ記事をお届けします。 🔷自分の弱さも、強さも知る、セルフインタビューの役割 ーーお久しぶりです、夏目さん。こうしてお話を聞くのは、3週間ぶりです。当初の予定では毎週月曜日と伺っていたので、何か心境の変化でもありましたか? 夏目 この取材

          【セルフインタビューVol.22】ピンチをチャンスに変える勇気、ふたたび。

          何気ない娘との日常こそが、人生の宝もの

          娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して11カ月と1週が過ぎました。日中は30度を超える日もありますが、夕方になると一気に気温が下がり、夜は虫の声がよく聞こえ、少しずつ秋の気配を感じています。 お財布事情を知りつつも、外食をしたがる娘 「ねえ、ねえ、今日は外食しない?」 このセリフ、娘がよく言います。日本ではそこそこ外食していましたが、メルボルンの物価に日々怯えているので、今は週に1回と決めています。 「平日は、絶対しない。さぁ、ごはん作ろう」 この“絶対”という強い

          何気ない娘との日常こそが、人生の宝もの