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息子の気づきと選択

きっと息子はその手の機関に行けば
なんらかの病名をつけられてしまうのかもしれない。

彼が小さい頃から、たまにそう思ったことがあったけれど、病気ではなかったので連れて行ったことがないまま今に至る。

学校のお母さんから息子は他の子とちょっと違うと言われても「みんな違うでしょ」と思って気にしていなかった。

ある日息子が13歳の時、自分はもしかしてこれかもしれないと、私に言ってきた。それはいわゆる「病気」とカテゴライズされている、最近よく聞く名前だ。

学校では本当の自分を出せる友達がいないけれど、
ゲームや彼のYouTubeを通して知り合った彼の仲間には、そういう子達がいっぱいいて、
彼らには本当の自分を出せるんだ。
彼らの気持ちがよくわかるんだ。


私は彼に、「その気づきを大事にしてほしい。将来○○がそういう子達の力に、支えになれるかもしれないね。」と言うと彼は「うん。」と頷いた。

私「○○がそういう病名かどうかわからないけれど、もし病院で診断してもらいたいと思ったらいつでも連れていくよ。」
息子「OK。でも大丈夫。」

最近彼は家で自分をもっと出せるようになってきた。今までは隠していた自分も出せるようになってきたように見える。

私が、自分に厳しくするのをやめて、頑張ることをやめて、自分を出すことを許し始めたからだということに気づいた。

今朝夫と雨上がりの公園を散歩していて、
自分を出すことを許し始めている息子のことを、
このまま自然に彼のやりたいように、彼のありのままを見守って、サポートしていきたいね、という話をして、ふと目を上げたら、目の前にダブルレインボーがあった。

それでいいんだよ、というサインをもらった気がして、ものすごく嬉しかった。


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