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365日後にクビになる教師#34

小学校の教員というと学級担任を持ち、全ての教科を指導できなくてはいけない…というのが一般的である。
しかし最近は小学校も中学校のように教科担任制を取り入れるようになった。
これは教材研究の負担を考えると大変よいことだと思う。また、小学校の教員がどの教科も得意でオールマイティーというわけでもなく、苦手な教科もある。

私がなるべくなら授業をしたくないと思っているのは家庭科、体育、理科、図工である。

4つの教科に共通するのがまず事前準備が大変、ということである。
家庭科なら調理実習やミシン、体育ならマットやハードルなどの用具準備やライン引き、理科なら実験器具や植物の苗、図工なら絵の具やのこぎり、彫刻刀などである。

また、4つの教科はけがをしやすいということもある。
家庭科は調理実習で、やけどや切り傷、裁縫で針をさしてしまったなど、体育は転倒による骨折やねんざ、打撲など、理科は実験でのやけど、図工はのこぎりや彫刻刀での切り傷などなど…。

家庭科と体育は私自身があまり得意ではないこともあるが。

理科は専科教員がいることもあるし、体育や家庭科は交換授業(教員同士で得意な教科の授業をお互い分けること、例えば1組の担任が2組で家庭科をやっている間、2組の担任が1組で体育をするなど)をすることもできる。

だが、担任で全てやることになるとかなり辛い。私も学級担任時代に理科をやっていたが、やはり実験の準備が大変であった。

この4つの教科、実は子ども達は好きな教科も多い。子ども達が安全に楽しくできるように日々奮闘している。

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