見出し画像

藤原定家の書@トーハク 個性のある字

2週連続でトーハクに行きました。先週は午前中だけでしたが、今日は9時半から、途中、谷中で抹茶と水羊羹で休憩してから再び戻って15時まで。
アマゾンのセールで安くなって買い求めた単眼鏡を使いたかったのと、藤原定家の自筆を見たかったのです。

先ずは、単眼鏡。どうして今まで購入しなかったのかと悔やまれるほどの威力です。例えば、水墨画。今まで柄としか見えなかった細部がくっきりと見え、人物もその表情までが分かります。ついでに西洋美術館にも行きましたが、宗教画の背景の風景の緻密な描写に感嘆してしてしまいました。これからは美術鑑賞の必需品として持参します。

さて、藤原定家といえば、新古今和歌集や小倉百人一首の撰者であり、古文好きの私にとってはぜひ自筆をじっくり見てみたかったのです。

トーハクが出してる「東京国立博物館ニュース」には、「自らの字を『悪筆』と言いつつ、誤字が少ないことを取り柄として自負していた、定家の書に対する姿勢が浮かび上がってきます」とあります。

確かに、決して美味い字ではありません。

古今和歌集

明月記が展示されていますが、第一印象としては、個性のある字だなあ
と。
私の字のことを、知人が「早く書いても遅く書いても同じだからいいなあ」「3歳の息子と同じ字だ」と言うほど、字が下手だと自覚していますが、定家もはっきり言って「下手」です。

これも決して上手な字とは言えないです。

藤原定家の自筆を2週にわたりじっくり観賞できるのは、メンバーズカードのおかげです。7月頭に京都国立博物館に行きましたが、これもメンバーズカードで無料で入ることができました。
ただ、京都国立博物館は写真撮影が不可だったのですが、トーハクの気前のよさにトーハク贔屓になってしまいました。
先日の東福寺展の漫画での解説といい、トーハクは頑張っているなあ、と思います。

この記事が参加している募集

404美術館

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?