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神社巡り 多賀大社

古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の神社です。伊邪那岐阜大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)がご祭神で、日本最初の男女の神様です。

夫婦として最後に生まれた天照大神は伊勢神宮のご祭神であることから、「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」と謡われ、多賀の大神は生命の親神であり、延命長寿・縁結び・厄除けの神様として多くの信仰を集めています。

多賀大社は、岐阜県多賀町にあり、彦根城から10キロ程度、山間に入る手前にあります。戦国時代に近江の守護六角高頼によって建立されました。この地域は、多賀氏の勢力範囲でした。多賀氏は土着の豪族として神社神官を務める立場でした。
近江は鎌倉時代の守護全国配置から続く佐々木氏守護の国でしたが、京極氏の近江守護任官よりも先に土着豪族として多賀氏が続いていたようです。京極氏の有力家臣として京極氏を支える立場に変化していったようです。

多賀氏の出自には、中原氏説、清和源氏説、藤原秀郷子孫説など諸説があり、江戸時代の国学者塙保己一は「続群書類従」の中で中原氏説をとっていますが、はっきりしていません。

神社巡りを深めていくと、次から次に興味がわいてきて、飽きません。

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