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私のキャリアストーリー

就職氷河期に就活をした世代です。
これまで20年超、キャリアを積んできました。

そもそもキャリア志向もなく、唯一内定をもらった会社に就職した私が、何度かの転職を経て、シングルマザーになることを選べたのも、これまで培ってきたキャリアや、キャリア観のおかげだと思っています。

キャリアの軌跡〜新卒から第二新卒時代
新卒で就職した会社では、わからないながらも、目の前のことを一生懸命にこなしていました。入社2年目、学生時代からお付き合いしていた夫と結婚することになり、結婚退社をすることを決めました。

新婚旅行から戻り、失業保険の給付が終わるタイミング直前に転職先が決まりました。自宅から20分程度の場所にオフィスを構える会社でバックオフィスとしての再スタートです。

そこでの6年間は、穏やかで、落ち着いた環境の中で過ごすことができました。人にも恵まれ、とてもいい環境だったと思います。ただ、育休から復帰した時に、「子どもを預けてまでやりたい仕事かどうか」
という問いが自分の中に立ってしまい。
色々と考え、色々な方に相談をした末に、かねてから関心のあった領域にチャレンジすることを決めました。

子持ち未経験者の転職
時はリーマンショックの時代。ただでさえ、転職市場が冷え込んでいる中、子持ちかつ未経験者を採用してもらうために、エージェントの方にサポートいただき、なんとかポテンシャル採用をしてくれる企業と出会いました。

この時評価してもらったポイントは、1)出産前から、生涯学習コースなどで、学びを継続してきたことや、2) 学びや成長機会に対する姿勢、3)ポジティブなコミュニケーション力だったように思います。

転職活動中、子どもがいることが不利に働かないよう、サポート体制があることをアピールしました。保育園の延長保育や病児保育、ベビーシッターさんやファミリーサポートを活用できることをしっかり伝えました。

幸い、転職後も、実際にベビーシッターさんやファミリーサポートにお願いすることはなく、保育園の延長保育やママ友のサポート、病児保育のフレームワークの中で、なんとか乗り切ることができました。この経験から、転職活動において大切なのは、覚悟があることを伝えきることだと思っています。

とはいえ、常に迷いがなかったわけではありません。311を経験し、キャリアをスローダウンさせたこともありました。悩んだ末に、インフルエンザにかかった娘を病児保育に預けたこともあります。そしてそこで、別の病気を移されたことも。申し訳ない気持ちや罪悪感、他のお母さんとの比較、、、。イライラをぶつけてしまったことも。それでも娘はすくすく成長してくれました。

専門性を深めた時代
その後、色々な経験を経て、自分の引き出しを一つずつ増やしてきました。職場での経験がベースですが、自発的に外部研修に出てネットワークを広げ、また資格の勉強もし、専門性を深めてきました。自己成長に、お金と時間を投資することを認めてくれた夫には、今も感謝しています。

そして今
管理職として人材育成や、強みを活かした組織作りに携わっています。目指しているのは、人や組織に対して、ポジティブなインパクトを出していくことです。

今後について
キャリアは山登りではなく川下りのようなもの。ゴールはあってないようなもの。流されることも大切だと思っています。今後も強みを活かしながら、柔軟性をもって、自分らしく生きていきたいな、と思ってきます。

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