三日坊主日記 vol.125 『機嫌なおしてくれよ』

４連休の2日目、暑くもなく寒くもなく、今日もいい天気だ。

用があって万博の外周道路を走った。駐車場はどこも満車で入り口にはズラリと順番待ちの車が行列を作っている。ショッピングセンターやスーパーならまだ出庫する人もいるだろうけど、休日の昼間に万博公園の駐車場から出る人が果たしてどれほどいるのか、他人事ながら心配になる。

既に10年乗っているドイツの大衆車に、急に不具合が出た。ディーラーの営業マンに促されて何度か買い替えも考えたが、そもそもとても気に入ってるし、そろそろ街で同じモデルをあまり見掛けなくなってきたという希少価値的な側面も出てきた。そして何よりもう車にお金を使いたくはない。

前回の車検の一年程前に後部座席のドアが開かなくなった。乗り降りに支障はないのでそのままにしておいたが、やはり荷物の積み下ろしや誰かを乗せるときに困る。ディーラーに持って行くと、ドアごと交換しないといけない可能性があると言われ、もう本当に買い換えどきかと覚悟していたら、車検の見積もりに出した途端に不思議なほど症状が出なくなった。

これはきっと車も手放して欲しくないんだと、車検を受けることにしたのだ。それ以来ずっと調子がいいんで、更に10年は乗ろうかと思っていた矢先にトラブルに襲われた。

エンジンが切れない。というか、キーが回らないからエンジンストップしない、エンジンストップしてないから当然キーが抜けない。出先でこの症状が出た。5分ほどガチャガチャやってなんとか抜くことができたんだけど、これは非常に困る。

こういう症状は初めてなので何が起こったかよく分からず、もしかしたらミッションがパーキングに入っていなかったのかもと思いながら用を済ませ、車に戻った。キーを差し込みセルを回そうとするがやはり回らない。また暫くガチャガチャやって、なんとかエンジンがかかる。セルさえ回ればエンジンは一発でかかる。キーシリンダーの不調だろうか。

家に帰って祈るようにキーを回すが、やはり同じ症状が出てすぐには回らない。２回ともに数分で解決したから良いが、非常に恐ろしいのである。ディーラーに電話をかけてみたけど案の定連休中は休んでいる。行楽シーズンにカーディーラーが休んでいいのかと八つ当たりしたくなるが、電話に出ないんだからどうしようもない。

一台の車をこんなに長く乗ったことがないので、いつどこでどんなトラブルが起こるのかよく分からない不安がある。明日、車で出かける予定があるんだけど大丈夫だろうか。どうしたんだ、ヘイヘイベイビー