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新卒から務めた会社を30歳で退職し、海外放浪、留学、転職を経て、現在はパリでITの仕事…

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新卒から務めた会社を30歳で退職し、海外放浪、留学、転職を経て、現在はパリでITの仕事をしています。文化人類学、言語学、旅、ノンフィクションが好きです。

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マダガスカル最大のバオバブを見に行ったら海の藻屑となりかけた①

 2017年11月、僕はアイルランドのダブリンにいた。6年務めた会社を退職しユーラシア大陸を陸路で周遊、その後この街の語学学校で半年ほど英語を学んでいた。春から秋にかけてのアイルランドは美しく、勉強した後クラスメイトとパブに行きギネスビールやシードルを飲むという楽しい日々を過ごしていた。この時点で退職から既に1年半が経過しており、就職活動に明らかに不利な離職期間になってしまっていた。すぐに帰国し職を探す必要があったが、旅好き特有の「まあ何とかなるでしょ」精神のもと、最後にもう

    • サンティアゴ巡礼路を終え分かったのは、人生には自分自身のみを背負って生きる時間が必要ということだった。

      夏休みが2週間取れるということもあり、8月上旬にスペインとポルトガルにまたがる巡礼路を歩いてきました。これは「サンティアゴ巡礼」と呼ばれるもので、スペイン北西部にある都、サンティアゴ・デ・コンポステーラを終着地としてスペインやポルトガルにいくつもの巡礼路が引かれています。巡礼とはいうものの、宗教的な目的を持たない巡礼者も多くいます。僕もその一人です。一番有名なのはスペイン北部を横断するフランス人の道ですが、僕はそれとは別のポルトガル人の道を歩いてきました。道の起点はリスボン

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