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青山ブックセンター本店で開催される『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー日本版 VOL.04刊行記念イベント』に登壇します

5/16(火)の夜に青山ブックセンター本店で開催される『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー日本版 VOL.04刊行記念イベント』に向けて、先ほど、登壇者が大集合して打ち合わせをしました!

このメンバーでお話を深められること、ほんとに贅沢で幸せなことです。

私は今回 p102から始まる「社会を変えるコラボレーションをめぐる「問い」」というコーナーで寄稿させていただいたご縁で、このトークイベントに登壇させていただくことになりました。

VOL.04のテーマは「コレクティブインパクト」

編集長の中嶋愛さんと、本誌の発起人で慶應義塾大学特別招聘准教授の井上英之さんがモデレーターとなり、世界的にも注目されている「コレクティブ・インパクト」という協働の手法について語ります。井上さんとゲストの藤村さんは、私がシングルマザーズシスターフッドを立ち上げる前の、認定NPO法人マドレボニータの活動初期の頃から、いろいろな形で影響を与え合ってきた同士でもあります。

私自身も久しぶりのリアルイベントへの参加となるため、とても楽しみにしています。

イベントページのご案内文がこのイベントの大事な点をよく捉えているのでそのまま引用してご紹介します。興味を持ってくださったかは、今回は完全にオフラインのイベントですが、良かったら、足を運んでいただければ幸いです。

お申し込みはこちらから。

「わたしたちが「こうなってほしい」と思う未来を実現させるために、一人ひとりでできることはわずかです。ひとつの団体でできることにも限りがあります。本気で社会課題を解決するためには、組織やセクターを越えた協働が欠かせません。

でも本気だからこそ人と一緒にやるのは難しい。そう、コラボレーションはきれいごとではない。エゴ、恐怖心、競争心、依存心、無関心を乗り越えてつながり、それぞれの強みを活かし、大きな目的に向かって社会を動かしていくためのいいやり方ってないものでしょうか。

そのひとつのこたえが「コレクティブ・インパクト」というアプローチです。2011年にスタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー(SSIR)で発表されたこの協働の手法は、世界中のソーシャルイノベーターたちに注目されてきました。

なぜいま「コレクティブ・インパクト」なのか。その実践と課題について、NPO法人シングルマザーズシスターフッド代表理事の吉岡マコさん、SVP東京前代表理事の藤村隆さんをお迎えし、みなさんと一緒に考えていきたいと思います」

私は、編集部の皆さんとお話をさせていただいて、「自分たちの立ち位置」「自分たちの信念、哲学」が明確にあるからこそ、越境してコラボレーションができる、越境する際の選択肢を持てる、YES/NOを判断できる、ということを実感しました。

その立ち位置や信念、哲学は、今回、編集部の皆さんと対話しながら「当事者の声を守り、「対等な連携」を進めるために何が必要か」にまとめました。

該当する箇所をいくつか引用します。

「当事者の声を「資金提供側」である企業や寄付者の要望を汲んで「わかりやすいストーリー」になるように編集してしまうことは、彼女たちの多様性を見えにくくし、シングルマザーに対する偏見を強めてしまうことにも通ずる」

「そうした背景もあり、私たちは当事者の声を「代弁する」という行為に非常に慎重だ。彼女たちの声を私たちが代弁するのではなく、自分の言葉で語れる場所をつくりたいと思い、シングルマザーの人たちが自分の体験をエッセイにして執筆する場を用意している。」

「作品として仕上がった彼女たちのエッセイには、それぞれの人間性が詰まった尊厳のある言葉が並んでいる。私たちはそうした一人ひとりの声を発信できるプラットフォームでありたい。」

私たちの支援スタイルは、実はまだまだ少数派だと思います。「優秀な人を集めてやっているんでしょう」「本当に困っている人にはリーチしていないのでは?」という誤解をされることも多いです。それでも、現場の手応えを感じながら、信念を持ってやっていくこと、そしてたびたび、それを言語化し、考察していくことはとっても大事だと思います。だから、今回のような機会はとってもありがたく、イベントを楽しみにしています。

まだチケットはあるみたいなので、良かったらぜひご参加ください。


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