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文章を磨き上げていく過程に、仲間の伴走があること

NPO法人シングルマザーズシスターフッドを立ち上げてから、今年で3回目となるMother's Dayキャンペーン2023がスタートしました。今年は月・水・金にシングルマザーが執筆したエッセイを発表していきます。

発表されるエッセイ、読むのには3分もかからないと思います。

でも、書き上げるのには、約1か月かかっています。

第一稿を書き起こしてから、10回以上書き直しています。1人の執筆者に対して、2〜3人の校正者がつき、誤字脱字を直すだけでなく、エッセイの内容にも踏み込んで手を入れていきます。

例えば、初日に発表されたエッセイにある以下のような表現。

「当時も、帰省のはずなのに、まるで見知らぬ土地へ逃亡するかのようだった。初めての親子二人でのフライトは、罪悪感や解放感、不安や期待、などの色々な感情でごちゃまぜなまま終わった。」

"好き"に会いに行く、680 kmの旅

こうした表現は、校正者の問いかけに応えて、執筆者が当時の心情を思い出し、それを言語化して、加筆したものです。

このように加筆したところもあれば、冗長になるからといって削ったところもあります。

こんなふうに文章を磨き上げていく過程に、複数の仲間の伴走があること、これが私たちのMother's Dayキャンペーンの特徴であります。その過程で、力強いシスターフッドが生まれるのです。傷を舐め合うような関係ではなく、お互いに刺激を与えあい、力をもらえるような関係。

今年も、忙しくて文章を読んでいられない人や、視覚障害を持つ方のために、音読も用意しました。

ぜひご覧いただき(or聴いていただき)、共感してくださった方はご寄付をいただければ幸いです。


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