Mother's Dayキャンペーン2日目のエッセイが公開されました。
この紹介文を書いているのも、シングルマザー当事者の有志のスタッフです。
「ひとりひとりが丁寧に過去に向き合い振り返って執筆したエッセイは、同じ時代を生きている実在の人物の物語です。」
この言葉には、重みがあります。
なぜなら「シングルマザーの声」というと、第三者がアンケートや取材で集めた素材からピックアップして編集されたものが世の中にたくさん出回っているからです。
こうして、シングルマザーの「像」「ペルソナ」が出来上がっていくわけですが、そうすると、シングルマザーの一人ひとりの個性、事情、その多様性はかき消されてしまいます。
こうした現実に対して、ただ文句を言うのではなく、自ら筆をとったのが、今回のキャンペーンに集まってくれた20人の有志のシングルマザーでした。
作られた「像」は、シングルマザーの最大公約数を表しているかもしれません。でも、そこからこぼれ落ちる大切なものがあります。
作られた「像」ではない、リアルな、実在する人物の、実在するストーリー、大切なものをこぼれ落ちないようにすくいとって形にしたエッセイたちに触れてもらえたら嬉しいです。