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///事例紹介/// 世界の教育を変える国際NGOのインナーブランディング支援

こんにちは、社会課題解決に特化した企画・PRの会社morning after cutting my hair, Inc.です。
このnoteでは、わたしたちがパートナー企業・団体とともに進めた社会課題解決事業の事例をご紹介します。その他の事例についてはこちらからごらんください!

パートナー:特例認定NPO法人 e-Education
期間:約2ヶ月
事業概要:インナーブランディング支援事業(ブランディング構築ワークショップの運営)
POINT:
● メンバー一人ひとりに対する、「ブランディング」の重要性の理解促進
● 代表だけでなく、メンバー全員を巻き込んだブランド策定
● 団体・チーム内で、全員が同じ立場で対話する文化の醸成


01. PARTNER / パートナー企業・団体について

e-Educationは、バングラデシュやフィリピンなどの東南アジアを中心とした途上国で、映像を活用した教育支援事業を展開するNPO団体です。
設立から10年の歴史をもち、途上国の農村部なども難関大学進学者を輩出するなど、高等教育の支援として多くの実績を残しており、多くの若者の教育・機会格差といった課題に取り組んでいます。

02.ISSUES / パートナー企業・団体の課題

e-Educationとの出会いは、わたしたちの前身団体・一般社団法人防災ガールが立ち上がった直後、社会起業家たちを育成する中間支援組織によってサポートしてもらう同士であったことからです。その後ともに学生団体であったころから法人化し、社員を雇用し、事業展開していきました。

お互い課題に向き合いながら活動をし続けて10年という節目を迎え、e-Educationは新しいビジョンやミッションを見直し、さらなる事業展開を目指し始めたタイミングで、わたしたちにお声掛けをいただきました。

話を伺っていくと、e-Educationでは以下のような課題やニーズを抱えていることがわかりました。

・非営利団体としてのビジョンミッションを策定することの必要性はメンバーも理解しているが、「ブランディングを行うことの必要性」は個人差があり目線合わせできていない
・ブランドの構築は、代表ひとりだけでなくメンバー一人ひとりの意見を集めたものにしていきたい
・代表が先導していくと、結局は代表の意見が強くなってしまう懸念があり、メンバーとフラットな状態でブランディングを進めていきたい
・将来的に団体がまた大きく変化するときにビジョンやブランドを構築していく下地が必要

03.HOW WE SOLVE / わたしたちの提案

課題をヒアリングしていくなかでわたしたちは、これからさらに長い期間、e-Educationという団体が走り続けていくために必要な「ブランディング」について、その必要性をチームメンバーが考え語れるようになることが重要と考え、「一人ひとりが主体的に団体のブランドについて考え、ブランディングの過程を体験するワークショップ」を実施することを提案しました。

本来であれば、生み出したブランドを体現し継続させていくための「ブランドガイドライン」の制作まで行うことが理想ですが、今回は最後のアウトプットであるブランドガイドラインの制作までは行わず、団体のブランドを構成すつ要素を全員で抽出し、まとめていく一連の作業を体験してもらうことになりました。

04.WHAT WE DID / 実施内容

・ブランディングを一人ひとりが主体的に考え、体験するオンラインワークショップの実施(全3回)
e-Educationのメンバー全員を対象に、「自分たちの団体が今ブランディングを考える意味とはなにか」を認識することから始め、過去・現在・未来の団体の姿をあらゆる要素で表現し、一つのアウトプットにまとめていくことを目指すオンラインワークショップを実施しました。

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05.OUTPUT・OUTCOME / 事業の結果

事後アンケートでは、回答した全員が「ブランディング策定の不明点が解消され、メンバー間で目線や目的意識を合わせることができた」と回答してくれました。

団体のブランドを構成すつ要素を全員で抽出し、まとめていく一連の作業を体験してもらったことで、「目線を合わせる」だけでなく、団体がどう見られるべきか、どう見られたいかの議論が良い意味で対立し対話が深まるなど、「メンバー全員が同じ立場で議論できる場」もつくることができたのだと感じています。

● アンケートでいただいたコメント
・職員全員が同じ立場で参加することができ、普段のMTGとは違って全員が対話により集中することができた
・「e-Education」を「社会のなかに存在する組織」としての人格を考えることで、これまで以上に組織に対する想いが強くなったり、捉える視点が増えた
・ブランディングがわかりやすく理解できた
・メンバーだけではできない忖度のない話し合い、進め方ができた
この先や今後するべきことが見えた
・「今」リブランディングする意味を体感できた
・団体内外ともに、"違い"をよく理解することができた。違うことを理解するところからすべて始まると思った
・どの講義もワークも本当に過不足なく質の高いものだった。ブランディングする必要性やタイミングについて、必要性やタイミングの良さを体感することができた
・"今他者からどう見られているか?""団体としてどう見られたいか?"は良い対立項が生まれ、良い議論になった


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わたしたちmorning after cutting my hair, Inc.は、e-Educationのような素敵なパートナー企業・団体さんとともに、これからも社会課題解決をより加速させるために活動していきます。

・代表の強い想いやメッセージ性でこれまで走ってきたけれど、これからはメンバー一人ひとりの想いも大事にしていきたい
・チームメンバーの想いをくみ取ることがなかなか難しい
・チームメンバーにメッセージやブランドの大切な部分が浸透しておらず、代表から発信業務・チェック業務をはずせない
・人の入れ替わりが多く、企業・団体としてのメッセージの浸透がなかなか進まない

などのお悩みがある企業・団体さんがいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

もしわたしたちのお仕事に関心を持たれましたら、以下のWEBサイトよりお問い合わせください。みなさまとの出会いを楽しみにしています!


Consulting for Social challenges with Love. based in TOKYO & SHIGA, JAPAN. ///// 世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。