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///事例紹介/// 非営利団体のPR・マーケティング”インハウス型”支援

こんにちは、社会課題解決に特化した企画・PRの会社morning after cutting my hair, Inc.です。
このnoteでは、わたしたちがパートナー企業・団体とともに進めた社会課題解決事業の事例をご紹介します。その他の事例についてはこちらからごらんください!

パートナー:一般社団法人Earth Company
期間:約1年半
事業概要:インナーブランディング支援事業(広報PR・マーケティング体制構築)
POINT:
● 属人化を打破し、自走できるPR・マーケティングチームの構築
● 団体の活動を支える支援者・ファン獲得のための「発信のクオリティ」を保てるマニュアル整備
● 単発のコンサルではなく、直接チームに入りこむことで行う「インハウス型支援」 


01. PARTNER / パートナー企業・団体について

一般社団法人Earth Company(以下、Earth Company)は、インドネシア・バリ島に拠点を置き、アジア太平洋の社会変革を起こすヒーローたちを支援する「IMPACT HERO」事業などを運営する団体です。

主に、以下の4つの事業を通して「社会変革」を創出サポートされています。

① アジア太平洋の途上国で実際に社会変革を起こしている現地起業家を支援 (インパクト・ヒーロー支援事業)
② 未来を担う世代から、社会変革をもたらす人材を育成 (バリ島ソーシャル研修事業)
③ 組織として社会変革に挑む事業や社会的企業にアドバイザリー実施 (コンサルティング事業)
④泊まるだけで社会貢献ができる次世代のエコホテル「Mana Earthly Paradise」運営(バリ島エコホテル事業)

02.ISSUES / パートナー企業・団体の課題

Earth Companyとの出会いは、弊社代表・田中が、Earth Companyが運営するソーシャルイノベーション研修プログラム「IMPACT BALI」に参加したことがきっかけでした。

その後も交流が続くなかで、Earth CompanyのPR・マーケティングに関する課題を伺い、ともに改善させていただくことになりました。

改めてお話を伺っていくと、抱える課題は以下の3点だということがわかっていきました。

理想とするPRやマーケティングの構想があるにもかかわらず、
・実働するチームが様々なタスクを抱えており、タスクの優先順位がつけられていなかったり、各メンバーの役割が不透明になっている。
・発信内容はすべて代表のチェックを必要とし、代表だけがブランドを維持できる状態であり、代表業務への集中もできず、オーバータスク状態。
・イベントや発信で使用するプレゼン資料や制作物は毎回ゼロベースから制作。ノウハウが属人的になっており、フォーマットがない。

03.HOW WE SOLVE / わたしたちの提案

日々新たなチャレンジをされるEarth Companyは、それゆえに業務が増えていく中で、チーム体制やツールの整備が追いついておらず、多くの業務が「属人化している」ということが大きな課題であるということがわかりました。

まず初めに、すでに経験豊富な方が多いこともあり、「フォーマットを作り、体制をきちんと整理する」だけで、さらに加速するのではと考えました。

Earth Companyにとって「寄付をしてくれる人・ファンをつくること」がPR・マーケティングの大事な目標。PR・マーケティングを通して寄付・ファンを獲得するには、フォーマットに則った資料をつくるだけでなく、チームの発信のクオリティとスピードをあげ、代表チェックを通さずともメッセージを発信し続ける「自走力」が重要です。

わたしたちは、ただチーム体制を整理してフォーマットをつくるだけでは、そういった姿勢は根付きにくいと考え、わたしたちが直接チームに加わり、インハウス型でPR・マーケティングチームの再編と自走支援を行うことを提案しました。

04.WHAT WE DID / 実施内容

・マーケティングチームの体制づくり(マーケチーム体制づくり / マーケタスクの効率化・クオリティの担保)
リリースまでにチェックの工数が大きく、各自・チームともにノウハウがたまりにくい状況があったSNS投稿に関する画像制作、文章の作り方・写真撮影方法に関するガイドラインや戦略を作成。チェック工数が減り、一定のクオリティ担保できる投稿ができるようになりました。

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・マーケティング事業加速・展開(メディアリレーション / 登壇機会の創出 / ファンづくり・HS加速施策)
ほかの団体やメディアとの共同イベントの立ち上げやボランティアとのコミュニティグループの立ち上げなど、相乗効果で成長できるステークホルダーとの関係強化をおこないました。

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・マーケティング クオリティアップ施策(アウトプットクオリティチェック / PR・マーケティング戦略づくり / WEB改修戦略)
「Earth Company」としてのPR・マーケティングの理想像を言語化したり、内部で画像制作ができるよう勉強しあえるコミュニケーションを促進したり、発信のクオリティを底上げできる体制をつくりました。

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・イベント・企画ディレクション(各種イベント・キャンペーンディレクション / web・デザインディレクション)

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05.OUTPUT・OUTCOME / 事業の結果

わたしたちが入った当初、一つのSNS発信をするにも確認と修正に3往復程度のやりとりが発生していたところから、最終的にはガイドラインに沿って、そしてさらに各個人が自己判断の上でスピーディかつ高いクオリティの発信ができるようになられていました!

すべての業務は1年半の業務終了後に整理して「報告書」として報告させていただいたのですが、Earth Companyの代表のお二人からも「確認をする時間が大きく減ってすごく助かった」という言葉をいただきました。

Earth Companyさんは、アジア太平洋を中心に「社会変革」を起こす人を支援する、なくてはならない団体です。そんな団体だからこそ、自らのメッセージを外部に適切に、スピーディに伝えていくことはとても重要です。時間をかけてチーム体制づくりや、クオリティアップの施策を、ともに伴走しながらおこなえたことは私たちにとってもうれしく、やりがいのあるお仕事でした。


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わたしたちmorning after cutting my hair, Inc.は、Earth Companyさんのような素敵なパートナー企業・団体さんとともに、これからも社会課題解決をより加速させるために活動していきます。

・社会にとって重要なことを行っているけど、外部になかなか伝わっていない
・チームメンバーにメッセージやブランドの大切な部分が浸透しておらず、代表から発信業務・チェック業務をはずせない
・人の入れ替わりが多く、ついつい業務が属人的になってしまう

などのお悩みがある企業・団体さんがいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

もしわたしたちのお仕事に関心を持たれましたら、以下のWEBサイトよりお問い合わせください。みなさまとの出会いを楽しみにしています!


Consulting for Social challenges with Love. based in TOKYO & SHIGA, JAPAN. ///// 世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。