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転職に必要な三大項目 その2-③ 現状の自己分析について~実績~

転職活動を行う上で欠かせないツールの1つである職務経歴書。
実は、この職務経歴書の書き方が選考結果にとても大きな影響を与えます。

履歴書と職務経歴書を送っても面接に辿り着けないという方、効果的な職務経歴書の書き方を知りたい方に今回のコラムはおすすめです。


職務経歴書が書けない人の共通点

職務経歴書がうまく書けていない方の共通点には、大まかに経験した業務だけを書いているパターンがあります。

何がいけないかと言うと、それだけの情報だと、採用した後にどのような活躍をしてくれるかのイメージを企業側が感じとることができないからです。

企業が知りたいのはあなたの「実績」

まず一つは、企業が最も知りたい「実績」を書いていないという事。

転職活動は、あなたという『商品』を転職先という『顧客』に売り込む営業活動のようなものですから、実績=あなたの価値という事になります。

転職活動を行う上で実績の棚卸はとても重要です。
企業は、実績がない人よりは実績がある人を採用したいので、自分に実績があることをきちんとアピールする必要があります。

今までの実績をきちんと振り返り、棚卸を行う事で自分の強みや自分の得意な事、今後自分が活躍できそうなことが自分自身でも把握できるようになります。

実績とはなにか?

実績をわかりやすく言うのであれば、営業職であれば「売上優秀者」の表彰や数値で表すことのできる結果です。

例えば、売上金額・目標に対する達成率・前年比・部署内の売上比率など、どんな角度でもよいので自分が企業から期待されるところを見つけましょう。

売り上げだけではなく、解約率の低さ、契約継続率の高さ、アポの取得率、成約率なども一つの尺度になります。

事務職のようにルーティンワークであったり、数字として実績を表しにくいものもありますが、残業時間の減少・会議時間の短縮・コスト削減・補助金の獲得など実績として十分にアピールできるものもあります。

「そんなこといっても、実績なんてないですよ・・・・」

という場合は、まず今の会社で実績を作ることを目標にされることをお勧めします。

職務経歴書の中で実績が盛り込まれていない内容は、どうしても表面上の内容になってしまい、業務を知っているだけでどのぐらいのことができるのかが見えてこないため、自分以外の人にしっかりとした実績を盛り込んだ職務経歴書を出されてしまうと見劣りしてしまいます。

抽象的な表現で考えるのであれば、自分がいないときにはなかったが、自分がいることで会社に恩恵をもたらしたこと。

新規顧客の開拓や業務のマニュアル作成、マニュアル化・業務の効率化を図り残業時間を15%減少させた。なども実績にあたります。

こんなこと実績になるのかな、と思われていることがとても大きな実績になることもあります。

実績が見つけられない時は

それでもどうしても実績が見つからないという方は、業務内容を細かく書くようにしましょう。

例えば、「経理業務」と一言で書いているものを、
①「売上⚫︎億円の企業で2名体制で経理を担当。
 毎月〇〇件の請求書発行と送付業務
(得意先には手書きの手紙を添えていた)
②会計ITツールを活用しており、勘定科目等の設定もしていた。
 月次決算、年度決算の準備。経費比率の見える化(グラフ化)。

経理業務においては、⚫︎年間ほとんどミスはなく、後輩への指導やサポートもしていた。」と書くだけでイメージが全然変わるのがわかりますよね。

具体的に書くことで、こういう仕事をしてくれるんだというイメージが湧き、採用した後の期待が持てるようになります。

職務経歴書の書き方について、相談にのってほしい、アドバイスがほしいという方はまずはお気軽に連絡してくださいね。


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