行街-毎月第3月曜日に投稿-
正式なコウガイ語の辞典です。 ここだけでしか発行されません。他に出回っているとしたらそれは偽物です。 騙されないようにお気をつけください。
久保田ひかる「『傅く』 第一章 村人:田原敦子」
週刊連載を目指している不定期連載のエッセイになる予定集 三人の作家たちが、思いついたときに小説にするまでもないけど、とりあえず書いておこうかなって思ったら、ゆる〜く書きます。 たまに小説も入っています。
泊木 空 「ここは秘密の園 ①」
紫乃羽衣 「pasta di pace ~パスタ ディ パァチェ~」
久保田ひかる 第一章 村人:田原敦子 (Ⅰ) 「お母さんはここが好きなんでしょ、結局。それこそ私とか良太より。そういう事でしょ?別にもう責める気もないし、お母さんの事恨んでるって訳でもないよ。ただ、私と良太はこの村に暮らすくらいだったらお母さんとお父さんと一生会えない方を選ぶから、それだけ分かって」 田原敦子は娘の顔を見ていた。冷めた目をする子に育ったな、と思う。育ててしまったんだな、とも思った。娘の言っている事に対しての驚きは、彼女にはなかった。 「そう…お母さん
コウガイ国南方に生息する黒草を燻してつくられる薬。大昔から傷を癒す秘薬とされ、粉末にして傷にすりこむことで効果を得る。高頻度で患部を悪化させるが、それは邪気が身体から抜け出る過程のひとつであり、吉兆のしるしである。
石畳の道や、石造りの建物などに使われる石。 キヴィは、耐久性や美しさから、建築材料として重宝される。 また、キヴィで作られた道具や装飾品も多く存在する。
風に乗って運ばれてくる、遠い場所の香りや音。ヴェンタは、目に見えない世界の情報を伝えるものとして捉えられる。 風に乗って運ばれてくるヴェンタから、未来を予知したり、遠く離れた場所の出来事を知ることができると信じられている。
夜明けの薄明かり、または希望の象徴。夜明けは新しい始まりや希望を象徴する時間帯として捉えられ、エリシアはその美しさや神聖さを表現する言葉として用いられる。
太陽が沈む直前の、空が赤く染まる時間帯。一日が終わる時間であり、同時に新しい一日が始まる時間でもある。 郷愁や希望など、様々な感情を喚起する時間帯として捉えられる。
陶器やガラスなど、脆い素材で作られた小さな容器。香辛料や薬草、宝石など、貴重なものを保管するために使われる。 繊細な装飾が施されたマリカは、芸術品としても価値がある。
家族の絆、一族の団結力を表す。 家族間の強いつながりや忠誠心、互いを支え合う精神を表す。 家族の歴史や伝統を尊ぶ気持ちを表す。
リラックスや癒しだけでなく、休息や睡眠、心身の回復も含めた広義の「くつろぎ」を表す。 ストレスや緊張から解放され、心身ともに安らぎを得る状態を指す。 瞑想、ヨガ、自然散策など、心を落ち着かせ、自分自身と向き合う時間も含まれる。
笑いやユーモア、愉快な出来事だけでなく、娯楽やエンターテインメント全般を表す。 喜劇的な演劇や映画、ジョークやユーモアに富んだ会話など、笑いを誘うもの全般を指す。 ストレス解消や気分転換、社会的な潤滑油としての役割も持つ。
物理的な旅だけでなく、精神的な探求、内省、自己発見の旅なども含めた広義の「旅」を意味する。 新たな地を訪れ、その文化や自然に触れることで、自己成長や新たな視点を得る旅を指す。 人生の転機や区切りとなる重要な旅も含まれる。
独特な挨拶や敬礼、儀礼的な身振り手振りを表す。 文化や状況に応じて様々なバリエーションがあり、敬意、友好、感謝などの感情を伝える。 儀式や祝賀行事などで行われる特別な挨拶や舞踏も含まれる。
家庭料理や伝統料理だけでなく、食事に伴う社交やもてなし、食卓を囲んでの会話や団欒も含む。栄養や味だけでなく、家族や友人との絆を深め、コミュニティを築くための重要な役割を表す。食事にまつわる伝統や儀式も含まれる。
豊穣祭や収穫祭のような伝統的な祝祭だけでなく、地域コミュニティが集う様々なイベントを含む。 音楽、踊り、食事、ゲームなど、人々が楽しむための多彩な催し物が行われる。 感謝や祝賀、団結などの感情が共有され、コミュニティの絆が強められる。
クルンダボ クルンダボとは、コウガイ国南方に存在するとされる架空の洋館及び洋館に住まう怪物の名である。作家久保田ひかる(1998-)によるファンタジー小説『クルンダボの主人より』にて登場する。豪奢な洋館であるが、館は実際にはヤドカリの貝殻のようなものとされ、ヤドカリの本体にあたる部分が地中に埋まっているとして描写される。
久保田ひかる 今から大体2年ほど前の話だ。私は当時、関東の北の方に住んでいた。北関東は一部の中心地を除いて、暮らすのに便利な場所とは言い難い。しかしながら、大人にとっては不便というほどでもない。車にさえ乗れればそれで生きていける程度の地域だ。勿論私も大学を卒業し、地元に帰ってすぐに免許を取得した。車を乗り回して、無職同然のフリーター生活を満喫していた頃だった。 そんな日々の中である。山代先生から電話があった。「自宅の蔵書を整理したいから手伝ってくれないか」私は二つ返事