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1つだけなのは強いけど弱いね

道が1つ。
例えば、1つしかできることがないというのは強くもあり、弱くもある。
そんな話です。

〇漫才の季節

M-1(えむわん)グランプリが近づいてきました。
毎年行われている、漫才の大会です。
賞金1000万円!ファミチキ1年分など、そのほか副賞多数。
今年は12/24(日)、決勝の様子が全国放送されます。

他にも賞レースと言われるコンテストはたくさんあります。
NHK上方漫才大賞とかですね。。

が、そんな中でもM-1グランプリは別格なんです。

何でそんなに騒いでいるのかって(一部界隈)、
ここで優勝した場合の影響力が圧倒的だからです。


〇M-1グランプリの影響力

まずM-1王者の称号。
日本一の漫才師として認められます。

さらにこれをきっかけに、テレビに出演する機会が増え、売れる!人気者になる!

そんなM-1ドリームがあります。

過去にサンドウィッチマンや、錦鯉が優勝し、今やお茶の間の人気者ですね。

あぁなりたい!と思ったら、やはりM-1!となってしまうのです。


〇準決勝進出、30組

つい先日、準々決勝が終わり、30組が選ばれました。

次が準決勝→決勝となります。

知らない皆さんからすれば、え?どれだけやってんの?準決勝に30組もいるの?となるでしょうが、30組は少ない少ない。すでに選ばれし人たちなのです。

落選し、あまりにも気を落としている芸人さんが多くて、何とかメッセージを!と思って書き始めました。

今更ですが、今日は、私のお笑い愛炸裂の回ですね。笑


〇競争率の変化

中川家が優勝した第一回目。参加者は、1600組ほどでした。

そこで優勝も相当すごいことですが、今年は、なんと!!
8540組がエントリーしているのです。

もう、勝つだけで難しいレベルです。
受験を思い出してみてください。競争相手は少ない方がいい。

8540組のうちの30組。
負けて当然なくらいの競争率です。

芸人さんがここを目指し、負けて、お笑いが嫌いだの難しいだのになるのが、ファントして悔しいのです。


〇負けた後

中には、M-1グランプリだけを目指して頑張って、それしか見えていない芸人さんもいます。

だから敗退後のSNSでは、ショックすぎて動けなくなっている芸人さんや、もう悔しくて自分を見失ったメッセージを出している方々もいます。

1つのことだけに絞ると、そこではとても強いのですが、でもそれって、とても弱いのです。

ただ普通に弱い以上に、弱くなります。


〇1つしかない弱さ

サラリーマンの収入が1つしかない弱さに似ています。
会社にしか頼れない弱さ。
それは、会社に振り回されてしまうからです。

M-1グランプリも同様に、そこしか目指していないというのは、強くもありますが、負けた時の耐性がなく、とても弱くなってしまいます。

そんなことにくじけないで。
負けないで。
M-1が全てじゃないから!とお笑いファンは思います。


〇別の戦い方を見つける

逃げ道は、複数用意しておいた方がいいと思います。

サラリーマンが副業するように。
友達が一人しかいない人が、新しい友達を作るように。
スマホにしか入っていないパスワードを、他にも保存するように。

1つしかない場合、強いけれど、状況によってはとても弱くなってしまうので、別の戦い方を見つけておくことが大切です。

芸人さんは、もしM-1グランプリだけを目指してやっていたら、これからの時代、芸人として生き残れないと思うのです。

M-1がこんなにも勝ちづらい賞レースになってしまった以上、もう他の手段を選ぶしかありません。


〇日本一の漫才師さんへ

負けるのが当たり前の競争率で「今年も、日本一の漫才師になれなかった」
と思って生きるのは、ご自分の人生がもったいないかと思います。

【あなたのファンにとって、すでにあなたは日本一の漫才師なのです】

人気者になる方法は1つではないですし、他のルートの方が登りやすい道になっているのではないでしょうか。

今回尊敬する芸人さんたちへのメッセージでしたが、これを書いている自分にも向けた言葉はこれ。

道は複数持っておこう。


私自身持っている道が少ないので、今後のために複数の道を用意しておきたいと思います。




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