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努力して好きになる?

お笑い好きでよく観察していますが、たまに見ていて苦しいタイプの芸人さんがいます。

それは「無理に何かの特技を身につけようとしている人」です。

おそらく自己分析の結果
「自分には何もない!」となってハッとし、
急に何かの努力(勉強)を始めたのでしょう。仕事に繋がって欲しいという願いを込めて。

野菜ソムリエや、利き酒マイスター。
タップダンス。楽器。キャンプ。ものまね。クイズ。SDGsなど。

“好き“が開花されていればいいのですが、努力して好きになることほどご本人が
辛いこともありません。このような場合、だいたい後に「黒歴史」として語られます。


〇努力して好きになる


人、もの、ことがら、
何でもそうですが「努力して好きになろう」としている時点で、もう答えは出ています。

あんまり好きじゃない。

それは、私自身が自覚しました。
ある日、仕事終わりに“勉強会“と言う名の、自発性を求めた集会があったのです。

本音「やだなぁ…参加したくない…全然好きじゃない」

はい。もちろん、好きになろうと努力しました。
仕事の一部ですからね。
でも好きになれませんでした。

なぜならば、仕事は“生きていくため“と割り切っており、
自分の「好きなことセンサー」には引っかかっていなかったからです。

〇努力して好きになる、その2

よくやりがちなことですが、
自分の中の言い聞かせ。

「がんばろう」
「もっと好きになれるかもしれない」
「自分が気づいていない魅力があるのかもしれない」

そう繰り返して、頑張るほどストレスになっていきます。
そのことに気づきました。

好きなことって、自然と情報を覚えるし、どんどん好きになっていくものです。

努力しなくても、もう好き。
誰に頼まれなくても、好き。
結構長いこと、好き。

さらに好き。
前より好き。
自分が楽しい。

それが自然の好きです。

これがない強制的なものは、好きになる努力が必要です。
この違いを、“勉強会“が負担に感じた時に実感しました。


〇努力して好きになる、その3

ある日、
「料理を好きになろうと思う」
そう宣言した友人がいました。

理由は、料理がもたらす効果。メリットの大きさです。
・安くつく
・食事に自由がきく
・栄養問題
・脳トレのため
・五感を働かせるため
・将来の自分のため

です。
料理にはメリットが多い様子でした。

私はメリットそっちのけで、料理が好きですが(簡単なものが多い)、
一方でその友人はほとんど料理をしません。

好きになる努力が必要な場合は、どれだけメリットを並べても、簡単に好きにはなりません。

それならば、無理しなくていい。

無理すると、続きません。
本人が疲れるからです。

それは好きじゃない人の恋愛も一緒です。
・年齢がちょうど良い
・収入が良い
・性格も悪くない
・私を好きでいてくれている

でも、何だかな、興味ないんだよな…

となる場合もあります。
メリットがあっても、努力の必要性を感じたら、現在は好きじゃないという答えが出てしまっています。

〇努力して好きになる、その4

努力して好きになろうとしている場合、
その人、もの、ことがら、
興味があるか or ないかで振り分けると「興味がない」場合がほとんどかもしれません。

必要に迫られた受け身の興味ではなく、自発的な興味です。

「あれって何だろう」
「どうなっているんだろう」
「もっと深く知りたい」

自発的な疑問が湧いている場合は、次の行動が決まって行きますので「努力する」必要はないのです。
「努力しなくても好きになっている」「詳しくなっている」場合が多いかと思います。

【努力して好きになる】

それを意識した対象については、自分の人生において、優先順位は後回しにしてもいいのかもしれません。

無理を重ねたら疲れるだけです。
終わりが見えます。

努力して好きにならなければいけないくらいの対象なら、先に自発的な好きな対象を追いかける。

そんな選択肢を持っておいてもいいかもしれません!



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