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親ガチャにハズレた、なんて思いたくないから

「子」の立場からの意見です。
数年前に【親ガチャ】という言葉が流行りましたが、初めて聞いた瞬間「私の親ガチャはハズレだ!」と確信しました。


〇親ガチャ

親は子を選べませんが、子も親を選べません。

子供の立場から見て、生まれてくる時代も、環境も、地域も選べません。

何が出るかわからないゲームのガチャに例えて【親ガチャ】という言葉が登場しました。アンラッキーを意味するのが「親ガチャ失敗」です。


〇家族に味方がいない

私の親は、幼少期からずっと、いつも味方になってくれない印象がありました。

「今日、学校で先生に怒られた〜」と言うと、
話の内容を聞かずに「どうせ、お前が悪いに決まってる」「何かおかしなことをしたんでしょ?」と無条件に先生の味方。

大人になって「上司と揉めた」と言うと、状況も聞かずに「どうせアンタが悪い」と。

どの家庭も、親ってこんなもんなんだと思っていました。

でも耐えられなかったです。
孤独。
辛かった、、、

本当に辛く、そのため20歳の頃にうつ病になりました。

家族ですら味方ではない世界。
心の問題が消化しきれなくなってしまったのです。


〇ハズレだったことに気づく

友人の家族の話を聞いた時、度肝を抜かれました。

ドラマに描いたような、仲良し家族。しかも裕福。
「そんな家族、この世にいるの?」

ご両親がいつも笑顔で見守ってくれていて、家族全体とても仲がいいのです。
お互いを思いやり、大切にし、すごく応援してくれる存在。

何があっても話をじっくり聞いてくれ、もちろん常に味方になってくれます。

これを聞いた時、うらやましくて仕方ありませんでした。

友人には当たり前の世界なのですが、私には夢のような世界でした。


〇親ガチャにハズレたと思いたくない

比較をしたところで、過去は変えられませんので仕方ないです。

親ガチャにハズレたなんて思い続ける人生は送りたくありません。

考え方を変えることにしました。

無事に育てあげてもらいましたし、今の命があるだけでも感謝。

そして、私がこのように【いかに生きるか】【幸福とは何か】などと、哲学を面白いと感じ、学ぶようになったのは、まぎれもなく親のおかげです。

あの育った環境、あの家族がいなかったら、今の私はありません。

〇自分で変える

実際に、哲学やアドラー心理学を通じて、私の親への態度が変わったら、親も変わりました。

当時の私への当たりのキツさも、今思えば、親自身の劣等感と、焦りと、自信のなさからきていたと思います。

あの親だったからこそ、今の私がある。

そう思うことで、変えられない過去が、そこまで気にならなくなりました。

変えられない過去は、考え方を変えて、
変えられる現在と未来は、自分でがんばってみよう。

無理しない範囲で。
がんばるのも、ちょっとでいい。

そう思えるようになったら、いろいろ許せるようになりましたし、人生も楽しくなりました。

この過去を持つ、唯一無二のこの人生を、これからも大切にしていこうと思います。




本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖