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いきなりVR!Unity未経験者がCluster Creator Kitで始めるワールド制作(前編)

突然ですがみなさん、Unityを触ってみたいと思ったことはありますか?


あるいはゲーム制作VR開発に興味は?

不朽の名作アニメ映画「サマーウォーズ」に心を揺さぶられた経験は?



かつてクリエイティブな活動は、一部のつよい人たちにのみ許された営みでした。

近年になってUnityを始めとするゲームエンジンが普及したことにより、PCさえ持っていれば、誰にでも制作活動ができるようになりました。


……とはいえ。

数学に物理に英語、なんといってもプログラミング。依然初心者の前には多くの壁が立ちはだかっており、やる気を削ぐ一因になっています(かくいう私も一年前はそうでした)。



しかし、挫折するにはまだ早い!早すぎる!


この記事では

「Unity未経験者〜初心者」「プログラミング未経験者」をターゲットに、

「自分の世界をVR空間で表現する」「Unityの無限なる可能性に気付く」ことを到達目標に据え、

Unityのインストールから、自作ワールドをclusterへアップロードするまでの一連の流れを解説します。


前編ではclusterの説明とUnityの導入を行います。導入周りはこちらの記事もご参照ください。

「clusterのことはもう知ってるよ!」「Unity 2019.2.21f1はもう入れてるよ!」という方は後編へどうぞ。



さぁ、私と一緒にクリエイターとしての一歩を踏み出しましょう!



clusterで色んなワールドを遊んでみる

現在、最もホットなVRサービスのひとつがclusterです。

最近ではスマホ対応などの大幅なアップデート、数々のイベントの開催もアナウンスされ、非常に勢いを感じます。まさに「サマーウォーズ」における仮想世界”OZ”のようなサービスへ、初夏のツタのようにぐんぐん成長し、私を始めとする技術オタクたちの関心を絡め取っています。


さて、公式サイトにアクセスしてみると、なにやら新着ワールドという欄が見えてきます。

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ワールドとは12人まで同時にアクセスできるVR空間のことです。期間限定の「イベント」とは違い、いつでも入ることが出来ます。

3月時点では移動、ジャンプといった基本的なアクションに加え、チャットやマイク、エモーションといった手段で交流を図ることもできます。この記事では説明を省きますが、自作アバターを持ちこむこともできます!


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画面右上の「ログイン/新規登録」ボタンをクリックすると、アカウントの新規作成を行うウィンドウが表示されます。

お好きな方法でアカウントを作成したあとは、画面最上部の「ダウンロード」をクリックしてください。

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ここでclusterのクライアントをダウンロードすることができます。

スマホやVR機器でも可能ですが、ここではPCでやってみましょう!自分の使っているOSに合わせてダウンロードしてください。

成功したら、あとは表示に従ってセットアップしましょう。


ここまで来たら、画面上部の「ワールド一覧」から好きなワールドを選択して遊べるようになります。

自分が興味をそそられるワールドへ入ってもらって全く構いませんが、試しに私が20分で作ったワールドに入ってみます(色々と雑なのは目を瞑ってください)。

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中には本格的なアスレチックや集会場、立体迷路を実現しているワールドもあり、クリエイターの皆さんの熱量の高さを感じます。



Unity Hubを入れてみる

いろんなワールドを遊んでみた後は、いよいよUnityを導入します!


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こちらのサイトにアクセスし、右の「Unity Hubをダウンロード」を選択してください。

インストーラを起動し、てきぱきとセットアップしていきましょう。


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Unity Hubを起動するとこのようなウィンドウが表示されます。

左の欄の「インストール」をクリックし、右上の青い「インストール」ボタンをクリックしてください。

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この際、「Unity 2019.2.21f1」を選ぶことを忘れないでください!!

私は誤って2019.3を使ってしまい、あとで上手くいかなくなってしまいました……。陥りがちなミスだと思うので、くれぐれもお気をつけください。

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次はUnityに加えるモジュールを選びます。

ここでは「Android Build Support」「iOS Build Support」

そしてMacユーザーの方なら「Windows Build Support(Mono)」

Windowsユーザーの方なら「Mac Build Support(IL2CPP)」にチェックを付けます。

私はMacユーザーなので、Windowsの方を選びます。


確認できたら「実行」をクリックします。

回線にもよりますがインストール時間はかなり長いので、Twitterでも眺めながら待ちましょう。

ちなみに私のTwitterアカウントはこちらです(とても自然な導入)



次は後編で、「Cluster Creator Kitを導入してみる」「ワールドを作ってみる」「自作ワールドをアップロードしてみる」をお届けします!

それでは!






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